5月18日、MotoGP第5戦フランスGPのフリー走行がル・マン、ブガッティ・サーキットで行われた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はフリー走行2で転倒を喫したものの、17番手タイムをマーク。初日セッションをルーキー勢トップで終えた。
中上は前戦スペインGPまで3戦連続でポイントを獲得。今大会が行われるブガッティ・サーキットは、Moto2クラス時代に自身初のポールポジションを獲得したコースでもある。
トップ10フィニッシュを目指して乗り込んだル・マン。初日のセッションは好天の下ドライコンディションで行われたが、午前から午後にかけて路面温度の差が大きくなり、午後のフリー走行2では多くのライダーが転倒を喫することになった。
中上もそのひとりで、午後のセッション序盤、11コーナーでハイサイドを起こして転倒を喫する。かなり大きな転倒だったものの、転倒後は自力で立ち上がり、深刻なダメージを負うこともなかったようだ。
「セッションスタート直後はいい感じで走り出せたのですが、11コーナーでハイサイド転倒を喫してしまいました。派手な転倒だったので、大きな怪我をしなくて本当にラッキーでした。明日はきっと体中が痛むと思いますが、今のところは右のかかとに痛みを感じる程度の状態です」
中上はその転倒後、走行を再開。トップから約1.1秒差の1分33秒072のタイムをマークして、ルーキー勢トップとなる17番手で初日を終えた。
「転倒後は再びコースインするまでに少し時間がかかってしまいましたが、ラスト10分の走行でラップタイムを更新できたのは良かったと思います。明日のフリー走行3と予選を全力で走るために、今日はゆっくりと休養することにします」