インディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされている第102回インディ500。18日に行われたプラクティス走行は、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)がトップスピードをマーク。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、24番手だった。
予選前の最後のプラクティスデイとなった18日。この日から予選を含めた3日間はブースト圧が引き上げられ走行が行われる。
各チーム、走行シミュレーションを行いながら予選へ向けてセッティングを煮詰めていく。途中、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)やジェームズ・デイビソン(AJフォイト)がコース上にストップしたり、小雨が降ったりしたが18時まで走行は行われた。
4日目のトップスピードは好調なマルコ・アンドレッティだった。38秒8262で走行し231.802mphを記録。
ルーキーのロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)が231.732mphで2番手。3番手にエド・カーペンター・レーシングのオーナードライバーのエド・カーペンターが231.066mphで続いた。
「トウでは速かった。けど単独走行でどれだけ速いのかははっきりしていないよ。今は、ファストナインに入れるかギリギリのところだと思うし、明日のコンディションで変わってくるかもしれない」とマルコ・アンドレッティはコメント。
ノートウの単独走行でトップだったのは総合5番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。チームメイトのジョセフ・ニューガーデン、シモン・パジェノーも2、3番手に続き、チーム・ペンスキーは予選に向けて順調な仕上がりを見せている。
「いい風がきているね。僕たちは速いと思うよ。でも、そこには多くのライバルたちがいることもわかっている。明日はとてもタイトな一日になると思うよ。いい1カ月が過ごせていると感じている。明日が楽しみだね」とパワー。
前日からマシンバランスに苦しむ佐藤琢磨は、44周を走行し24番手と苦戦。前日トップのグラハム・レイホールは33番手だったが、オリオール・セルビアは4番手とこの日もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは三者三様の結果となった。
明日の短いプラクティスでどれだけセッティングを煮詰め、予選に挑めるかチーム力が問われそうだ。