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MotoGPフランスGP初日:ドヴィツィオーゾが総合トップ。ホンダが新型のフェアリングで走行

2018年05月19日 01:01  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム
MotoGP第5戦フランスGP、MotoGPクラスは、フランスのル・マン、ブガッティ・サーキットで1日目の2回のフリー走行を行い、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1分31秒936で初日総合トップに立った。

 MotoGPクラスのフリー走行1日目は好天に恵まれ、午前中のフリー走行1回目、午後のフリー走行2回目共にドライコンディションで行なわれたが、1回目が気温15度、路面温度25度、2回目が気温21度、路面温度42度と、特に路面温度が午後に高くなり、2回目のセッション中盤までに転倒者で多かった。

 1回目を2番手で終えていたドヴィツィオーゾは、2回目のセッション終盤にファステストを更新。残り約2分となったところで1分31秒971を記録してトップに浮上すると、続く周回で1分31秒936とさらにタイムを縮め、サーキットベストラップを更新して初日をトップで終えた。なお、ドヴィツィオーゾはドゥカティと2019年、2020年の2年間の契約を更新した。

 総合2番手に1分32秒104でマルク・マルケス(ホンダ)が続いた。1回目トップのマルケスは、2回目も開始10分すぎにファステストを記録してリーダーボードのトップに立つと、終盤に入った残り15分でファステストを更新する1分32秒318を記録してトップの座をキープ。終盤にヨハン・ザルコ(ヤマハ)、ドヴィツィオーゾに交わされたものの、最後のアタックで1分32秒104を記録し、2番手に浮上してセッションを終え、総合でも2番手で初日を終了した。マルケスは今回から新しいエアロフェアリングを装着したマシンで走行している。

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分32秒179で総合3番手。ロッシは終盤に2番手まで浮上したが、最後にマルケスに逆転され、3番手となった。マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が1分32秒204で総合4番手。ビニャーレスも終盤に3番手まで浮上したが、最後にマルケスに交わされてしまった。

 ヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分32秒279で総合5番手。ザルコは残り3分でリーダーボードのトップに浮上したものの、ドヴィツィオーゾに逆転され、マルケス、ロッシ、ビニャーレスにも相次いで交わされて5番手でホームレース初日を終えた。

 総合6番手に1分32秒302でジャック・ミラー(ドゥカティ)、2回目のセッション序盤に8コーナーで転倒を喫したポル・エスパルガロ(KTM)だが、終盤のアタックで1分32秒414を記録して総合7番手に。総合8番手に1分32秒466でダニ・ペドロサ(ホンダ)、総合9番手に1分32秒572でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、総合10番手に1分32秒576でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)の順で続いた。

 カル・クラッチロー(ホンダ)は1回目に4番手につけていたが、2回目のセッション終盤のアタック中に7コーナーで転倒、1分32秒586で総合11番手に終わった。ティト・ラバット(ドゥカティ)が1分32秒617で総合12番手に続き、2回目のセッション中盤に6コーナーで転倒を喫したダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は1分32秒647で総合13番手。アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が1分32秒752で総合14番手、アレックス・リンス(スズキ)が1分32秒803で総合15番手に続いた。

 総合16番手に1分32秒851でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)。中上貴晶(ホンダ)は1回目を18番手で終え、2回目は開始17分すぎに11コーナーで転倒したため、2回のコースインに止まったが、1分33秒072でルーキートップの総合17番手で初日を終えた。

 ただひとり、1回目のタイムを2回目に更新できなかったブラッドリー・スミス(KTM)が1分33秒157で総合18番手。総合19番手に1分33秒435でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、2回目のセッション序盤に12コーナーで転倒を喫したフランコ・モルビデリ(ホンダ)は1分33秒667で総合20番手に。スコット・レディング(アプリリア)も2回目の序盤に7コーナーで転倒、1分33秒830で総合21番手。以下、総合22番手に1分33秒942でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、総合23番手に1分34秒089でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合24番手に1分34秒311でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)の順で続いた。