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落ちこぼれインテリが集まり、収拾がつかない 『いつだってやめられる』本編映像

2018年05月18日 16:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 5月26日公開の映画『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』より、本編映像が公開された。


参考:動画はこちら


 本作は、イタリア映画祭2017で上映され好評を博したコメディ映画。合法ドラッグ製造でひと儲けを企み逮捕された神経生物学者のピエトロ・ズィンニらが、犯罪履歴の帳消しと引き換えに世間で蔓延するドラッグの摘発に奮闘する模様を描く。『おとなの事情』のエドアルド・レオが主人公ズィンニを演じるほか、『人間の値打ち』のルイジ・ロ・カーショらがキャストに名を連ねた。


 公開された映像では、ズィンニたちが押収したドラッグの成分を分析し、出どころを突き止めていく中、ある場所が浮かび上がる。製造阻止に向けズィンニは、古典考古学者のアルトゥーロ、動学マクロ経済学者のバルトロメオ、理論解剖学者のジュリオ、解釈論的記号学者のマッティア、ラテン碑銘学者のジョルジョを引き連れて倉庫へ向かう。しかし、いざ突入しようとしても、ずば抜けた頭脳ゆえにそれぞれの主張が衝突し、作戦がなかなか進まない様子が切り取られている。


 そんな個性的でマニアックな分野の彼らについて、シドニー・シビリア監督は「いままで聞いたこともない分野ばかりだろうけど、みんな実際に存在している学問なんだ。大学に行って、それぞれの学者に会ってリサーチした。だから彼らがセリフとして話す内容もすべて事実に沿ってる。本当に頭のいい人ってのは、僕たちの想像をはるかに超えてたよ(笑)。話を聞いているととても面白くて、それがこの作品で少しでも伝わってくれたらと思う」と語っている。(リアルサウンド編集部)