高里椎奈の小説『うちの執事が言うことには』が映画化され、2019年に全国で公開される。
2014年刊行の『うちの執事が言うことには』は、現在9巻までシリーズ化され、累計発行部数は35万部を記録。2015年に漫画化され、昨年からは新シリーズ『うちの執事に願ったならば』もスタートしている。留学先のイギリスから帰国した烏丸家の御曹司・花穎が、行方をくらました父の発令によって仏頂面の見知らぬ青年・衣更月と主従関係を結ぶことになり、執事となった衣更月との関係に戸惑う中、烏丸家を襲うピンチに立ち向かう、というあらすじだ。
社交界の名門・烏丸家第27代当主となる「眼鏡男子」の主人公・花穎を演じるのは、映画化主演となる永瀬廉(King & Prince)。花穎は18歳で大学を卒業するほどの頭脳の持ち主で、色彩に関して特別な能力を備えているという設定だ。永瀬は同作への出演にあたり、日本バトラー&コンシェルジュ代表の新井直之の所作指導を受けた。また神宮寺勇太(King & Prince)が、学生起業家の赤目刻弥役で映画初出演を果たす。
監督を務めるのは、廣木隆一、西川美和、李相日らの監督作に助監督として参加しているほか、映画『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』やNetflixドラマ『火花』でメガホンを取った久万真路。脚本は映画『ツレがうつになりまして。』『あなたへ』などの青島武が手掛けた。
主演の永瀬廉は「久万監督としっかりコミュニケーションをとらせて頂く中で、監督が求めるものに応えていけるよう1シーン1カット、全力で挑んでいきたいと思います。共演者の皆様からもたくさんの事を吸収し、この作品を通して花穎と共に自分も成長していけるよう頑張ります」とコメント。
久万真路監督は永瀬について「永瀬君が持っている透明感と人懐っこさは、イノセントな花穎のイメージにピッタリです。初主演ということもあって、永瀬君の意気込みは相当なものです」と明かしている。撮影は5月中旬から6月下旬にかけて関東近郊で行なわれる予定。
■永瀬廉のコメント
この話を頂いたときはビックリしましたが、とても嬉しかったです。初主演という事で不安もありますが、脚本を何度も読み込んでいるうちに楽しみという気持ちが日に日に大きくなっていき、撮影するのが待ち遠しいです。
今回、僕が演じさせて頂く花穎という人物は、一見わがままのようでいて、とても優しい人間です。また、色彩感知能力が高いという少し変わった能力を持ち合わせています。父親の命で突然当主となり、初めは息の合わない執事ともいくつものトラブルを解決しながら人として成長していき、優しさや温かい部分もしっかり表現出来たらと思います。久万監督としっかりコミュニケーションをとらせて頂く中で、監督が求めるものに応えていけるよう1シーン1カット、全力で挑んでいきたいと思います。共演者の皆様からもたくさんの事を吸収し、この作品を通して花穎と共に自分も成長していけるよう頑張ります。
■久万真路監督のコメント
永瀬君が持っている透明感と人懐っこさは、イノセントな花穎のイメージにピッタリです。初主演ということもあって、永瀬君の意気込みは相当なものです。
しっかりとタッグを組んで、原作の魅力を越える皆さんの心に届く作品にしたいと思います。
■高里椎奈のコメント
本は、本の形にして読者さんに届けて頂き、 読んでくださる方がいて、初めて存在することができます。 その上、更に多くの方に携わって頂き、 映像という新たな形で表現して頂けることは光栄で、とても嬉しいです。ありがとうございます。 威厳を持ちたいけれど自信のない新米当主が永瀬廉さんによってどんな表情を持つ主人公になるのか、 一筋縄ではいかない人々と彼らの世界が再構築され、拝見できる日を楽しみにしております。