17日に走行3日目のプラクティスが行われたインディカー・シリーズ第6戦インディ500。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのグラハム・レイホールがトップスピードを記録。一方、チームメイトの佐藤琢磨は33番手と下位に沈んだ。
この日も11時から18時まで走行が行われ35台が参加した。
セッション終了間際にJR.ヒルデブランド(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)がターン3の出口でウォールにヒット。走行3日目で初のクラッシュとなったが、ヒルデブランドに怪我はなかった。
3日目トップスピードの226.047mphを記録したのは102周を走行したレイホール。2番手に2013年のインディ500ウイナー、トニー・カナーン(AJフォイト)、3番手には前日トップだったマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が続いた。
「今日はより良い一日だったね。2周目で予選シミュレーションをしようとしていて、トラックに出たらほかのドライバーもたくさん出てきました。ステファン・ウィルソンが僕の前のバックストレッチにいて、僕はターン2にいたけど、しっかりした走りができた。別の予選シミュも試したけど、今日はみんなが前に居て、行うことはできなかったよ」とレイホール。
2番手と順調なカナーンは、「僕たちはよい日々を過ごしているね。テストからかなり速くて、今は10日間で何が必要になるか理解しようとしている。天気がわからないから、どんな天候でも走っているよ。明日はファストフライデイだね。予選に向けてなるべく速いクルマを作っていきたいね」とコメント。
集団での走行が多く行われているが、前のクルマのドラフティングがないノートウラップで最速だったのは総合13番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が記録した223.971mph。セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)も223.348mphで2番手のノートウラップをマークしている。
チームメイトのレイホールがトップスピードを記録するなか、佐藤琢磨は33番手と下位に。
「4回の予選シミュを行いました。ひとつはうまくいったけど、あとはクルマのバランスが悪く中止しなければならなかった。スピードを見つけるのに苦労していますね。午後はレースセッティングに戻しましたが、今日は本当に難しい一日でした」と琢磨。
明日は11時から走行が予定。ブースト圧が引き上げられ全車がスピードアップし、予選へ向けての準備が行われる。