MotoGP第5戦フランスGPを前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソが意気込みを語った。
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGPクラスランキング5位)
前戦スペインGPでは2番手争いの集団にいながら不運な多重クラッシュに巻き込まれてリタイアに終わり、ランキングトップから5位へと後退してしまったドヴィツィオーゾ。
ル・マンではホンダ時代の2010年に3位、2011年に2位表彰台を獲得。ドゥカティでは2015年に3位表彰台を獲得している。昨年は4位に入賞しており、今レースではマルケスとのポイント差を縮めることがチャンピオンシップを戦う上でのポイントとなる。
「ヘレスでのマシンの戦闘力を考慮すれば、ル・マンでもうまく行くはずだ。落ち着いてレースに取り組まなければならない」
「MotoGPクラスは、多くの視点から物事を見極めなければならないが、ヘレスのようなドゥカティに不利なコースで速さを証明できたことで、ライバルたちに少しプレッシャーを与えることができたと思う。ル・マンでもいいレースができる自信がある」
■ホルヘ・ロレンソ(MotoGPクラスランキング20位)
前戦スペインGPでは2番手争いにペドロサと接触し、ドヴィツィオーゾも巻き込み、転倒リタイアに終わったロレンソ。2番手を争いながらノーポイントに終わり、ランキングも20位と低迷している。
フランスGPまでのインターバルの間に、イタリアのムジェロでプライベートテストを行い、調整を進めた。ル・マンのMotoGPクラスでは2008年、2009年、2012年、2015年、2016年と通算5勝の現役最多勝利を記録している。ドゥカティ1年目の昨年は6位に終わったが、今年は上位をめざす。
「ヘレスで転倒後に言ったとおり、ヘレスのレースウイークはとてもポジティブだった。週末を通じてマシンのいいフィーリングを得ることができた。レースではいいペースではなかったが、速いライダーのひとりであることを証明したから、ル・マンではそこから始めなければならない」
「ル・マンでも初日から戦闘力を持ち、レースで勝負したい。多くの優勝経験があるコースで走れることに、やる気がみなぎっている」