8月24~26日、三重県の鈴鹿サーキットで開催される『第47回 サマーエンデュランス“鈴鹿10時間耐久レース”』に香港のGTチーム、クラフト・バンブー・レーシングがポルシェモータースポーツ・アジア・パシフィックと提携して参戦することが明らかになった。
近年、ポルシェのカスタマーチームとしてブランパンGTシリーズ・アジアやIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ、マカオで開催されるFIA GT3ワールドカップといったGT3レースに参戦し、好リザルトを残しているクラフト・バンブー・レーシング。
チームは今シーズンもブランパンGTシリーズ・アジアに参戦しているほか、今年2月に開幕したIGTC第1戦リキモリ・バサースト12時間レースでは3名のポルシェワークスドライバーを擁し、レース最終盤まで総合首位を争う活躍をみせている。
そんなアジアを代表する強豪チームが今夏、鈴鹿で初開催される鈴鹿10時間耐久レースにポルシェのワークス体制の下、ポルシェ911 GT3 Rでエントリーすることが決定した。
気になるドライバーラインアップはバサースト12時間と同様に3名のポルシェワークスドライバーで構成されるとアナウンスされたが、現時点で詳細は明らかにされていない。また、チームは2台目のマシンの出場についてもプロとプロ-アマの参戦クラス選択を含めて調整を進めているという。
チームディレクターで自らもマシンのステアリングを握るダリル・オーヤンは「バサースト12時間レースで勝利を逃したことが、ふたたびワークス体制でのIGTC参戦につながった」と語った。
「ポルシェモータースポーツ・アジア・パシフィックとのパートナーシップを締結し、鈴鹿10時間に参戦できることを大変うれしく思う」
「我々は今年初めてIGTCバサースト12時間に初参戦し、残り20分までは優勝を確信していたんだ。しかし、(多重クラッシュによるレースの赤旗終了という)予期せぬ結末を迎え勝利を逃してしまった。だからこそ、鈴鹿で勝利したいという思いが強くなったよ」
「鈴鹿で行われた過去のレースでは、ポルシェ911 GT3 Rが好成績を収めているので、当然高い期待を持っている。エントリーリストを見ても強豪ばかりだし、もう勝負は始まっていると思っているよ」