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MotoGP:スズキ、アレックス・リンスとの契約更新を発表

2018年05月17日 18:51  AUTOSPORT web

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スズキと2年間の契約更新を行ったアレックス・リンス
MotoGPに参戦するチーム・スズキ・エクスターは、現在レギュラーライダーを務めるアレックス・リンスと2019年から2020年まで契約を延長したことを発表した。

 リンスは、2017年にスズキのファクトリーチームに加入し最高峰クラスにデビュー。デビューシーズンは、開幕前に負ったケガの影響で厳しいスタートとなったが、シーズン中盤に入るとケガも完治し着々とポイントを獲得。ランキング16位でシーズンを終えた。

 2018年シーズンは、第3戦アルゼンチンGPを3位で終え、最高峰クラスで初となる表彰台を獲得。現在はランキング12位につけている。

 契約更新が決まったリンスは「契約を更新できてとても嬉しい」と喜び、次のように意気込みを語る。

「僕がMoto2クラスに参戦していたころから、スズキはMotoGPクラスへ昇格する計画を立ててくれた。僕の目には、スズキのプロジェクトは最もまぶしく、最も興味深く映っていたよ」

「デビューシーズンは困難だった。2016年のバレンシアテストで背中を負傷してしまい、その後のトレーニング中には足首を、オースティンでは前腕を骨折してしまった。非常に困難な時期を過ごしたけど、スズキとチーム全員はいつもサポートしてくれたんだ」

「アルゼンチンGPでは辛抱強く懸命に仕事をし、みんなと一緒に表彰台を獲得した。僕たちは状況を一転させることができたけど、結果は重要ではない。悪くても良くても、ピットの雰囲気は常にポジティブだった」

「チームが僕のために立ち上げたプロジェクトは最高だ。開発と改善に関するスズキとチームの能力に対して全面的に信頼することができる。僕たちは大きな結果を目指している。僕たちがどこまで行くことができるか見極めるために仕事を続けていかなければならない」

 チームマネージャーのダビデ・ブリビオは、リンスとの契約更新について「2019年と2020年に向けて、アレックスと契約更新をまとめることができ大変嬉しい。彼は早い速度で成長している。ともに長い時間を過ごせば、我々全員が集中して仕事に取り組むことができ、さらに重要な結果を獲得することができるだろう」とコメントした。