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婚活アプリ利用者が語るメリットデメリット 「イケメンでも高収入でもないと上手くいかない」「自分の市場価値を客観視できた」

2018年05月17日 17:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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忙しくても簡単に始められる婚活・恋愛マッチングアプリは、今どきの出会いの手段として、すでにある程度の位置を占めているようだ。

5月16日、マクロミルは「恋活・婚活マッチングアプリの利用経験把握調査」の結果を発表した。調査対象は全国20~49歳の男女で、同アプリの利用経験者。2018年4月10日~11日、インターネットで行い、合計1000人のサンプルを集計した。(文:okei)

男性からは「街コンに比べコスパに優れている」という声も

アプリ利用経験者1000人の内訳を見ると、20代男性が最も多くて28.8%、続いて20代女性が21.4%、30代男性が20.7%、30代女性が13.3%となっている。

アプリ内課金について聞くと、したことが「ある」が52.6%、「ない」が46.7%(わからない・忘れた0.7%)と、半数以上が課金をしている。これは、男性は課金しないと女性とメッセージのやりとりができない、といったシステムの事情が影響していると考えられる。

今までにいくら課金したか聞くと、多いのが1万円~3万円未満 (26.8%)、次いで3000円~5000円未満(21.7%)、5000円~1万円未満(18.6%)で、1万円前後の課金をしている人が多いようだが、3万円以上も3%ほど見られた。安い人では、500円~1000円未満 11.2%、500円未満が 2.5%となっている。

恋活・婚活マッチングアプリを通じた出会いについて、「良い」と思うことを自由回答で聞くと、男性からは

「趣味のカテゴリーで探せるから自分の趣味と同じような趣味をもった人を探すことができる」(男性20歳)
「街コンに比べコスパに優れている。自分の希望する条件で探せる」(男性30歳)
「出会える確率が高い」(男性45歳)

などの回答があった。女性では、

「結婚を本気で考えている人と出会える。身分証明書を登録しないといけないので、少しは安全だと思う」(女性 30歳)
「日常だと知り合う機会がない人に出会える」(女性35歳)
「自分の市場価値を客観視できた」(女性49歳)

などの回答がでた。

アプリを通じて出会っても「1度会ったきりで、連絡は取っていない」が最多

一方、「良くない」と思うことについて、男性からは、

「男性は課金しないといけない、課金したからといって会える保証がない」(男性 25歳)
「気付いたら課金がすごい金額になる」(男性 29歳)
「イケメンでも高収入でもない男性はマッチングまでに時間がかかるし、倍率が高いのでマッチングしたとしてもなかなか上手くいかない」(男性 39歳)

といった回答が見られた。女性からは、こんな答えや感想がある。

「私は恋人よりも結婚相手を探していたため、男性会員との意識の差があった。そのあと結婚相談所に移行した」(女性 26歳)
「写真と実際が違いすぎた、年齢などプロフィールを偽っていた事」(女性 32歳)
「たまたまかもしれませんがイケメンがいなかった」(女性 45歳)

コスパが良いと言った人は、会えば高確率で付き合うことができたのだろう。「市場価値」など冷静な自己分析をする人もいれば、イケメンを物色する人もいて、様々である。

アプリを通じて実際に会った人との関係は、「1度会ったきりで、連絡は取っていない」(57.1%)が最も多い。一方で「結婚した」人は10.5%と1割程度だが、「恋人関係になった」(41.6%)、「友達になった」(32.3%)という人も多いので、それなりに成果はあるようだ。

また、アプリを通じて結婚相手や恋人ができた人に、相手が見つかるまでにアプリで何人の人に会ったかを聞いたところ、多かったのが「1人」と「3人」で、同率で17.1%。次が、「2人」(16.2%)、「5人」(13.2%)となっている。

「結婚するのが当たり前」でもなくなってきた現在、親切でおせっかいなお見合いおばさんはもういない。待っていたって縁談なんか舞い込まないのだから、結婚したい人はこうして自分で動く必要があるのだろう。