MotoGP第5戦フランスGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシが意気込みを語った。
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング3位)
前戦ヘレスでは、マシンに問題を抱え、トップ争いに加わることができなかったビニャーレス。それでも7位に入賞し、ランキング3位をキープしている。
スペインGP後には、ヘレスでオフィシャルテスト、イタリアのムジェロでプライベートテストに参加し、調整を進めた。ル・マンではスズキ時代の2016年にMotoGPクラス初表彰台となる3位を獲得。ヤマハに移籍した昨年はポール・トゥ・ウインを飾っている。ここまでの4戦でやや苦戦を強いられたが、得意とするル・マンで今季初優勝への期待が高まる。
「今年もヘレスのレースは、僕たちにとって非常に難しいレースとなってしまったけど、幸いにも先週のテストはよかった。完璧なセットアップに近づいているから、ポジティブにル・マンに向かう」
「昨年は優勝することができ、本当にいい思い出があるから、うまく行けば、昨年の成功を再現することができるだろう。ル・マンは僕たちにとっていいコース。僕のライディングスタイルにも適している。トップ争いに加わることができるように、全力をつくしたい」
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング6位)
前戦スペインGPでは苦戦したものの5位に入賞したロッシ。ヘレスではマシンに昨年と同様の問題が発生した。レース後のオフィシャルテストでもマシンの改善に取り組み、ホームレースのイタリアGPに向けて、ムジェロでプライベートテストも行なった。
ル・マンの最高峰クラスでは今回で18回目のレースとなるが、2002年、2005年、2008年に優勝し、通算12回表彰台に立っている。昨年は最終ラップまでトップ争いを展開しながら転倒リタイアに終わっているが、結果が示すようにル・マンはロッシが得意とするコース。今シーズン初優勝の期待がかかる。
「フランスGPに臨むことができてハッピー。ル・マンでは全体的にヤマハはよく機能する。現時点で僕たちのライバルたちが手ごわいので、状況を予想するのは難しい。僕たちのポテンシャルを確認しよう」
「前戦の週末と比較して、もう少し戦闘力があると考えているが、ライバルのマシンと比較して、僕たちがどの位置にいるのか分からないので、それを見極めることは興味深い」
「当然、僕とチームのスタッフは、いいレースウィークになるように、いつものように全力をつくす」