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マクラーレンでテスト3位のノリス「最新パッケージで改善したのは間違いないが、旧型の方が良い部分もある」

2018年05月17日 14:41  AUTOSPORT web

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2018年F1バルセロナ・インシーズンテスト ランド・ノリス(マクラーレン)
バルセロナでのF1インシーズンテスト最終日、マクラーレンはリザーブドライバーのランド・ノリスにMCL33のテストを託した。マクラーレンがスペインGPに持ち込んだ新パッケージをノリスは今回のテストで初めて試し、さまざまな評価作業を行った。

 2日間にわたるテストでマクラーレンはピレリのタイヤ開発テストも行っており、テスト1日目はノリスはタイヤテストに専念したが、2日目はマクラーレン自身のプログラムに取り組んだ。代わってストフェル・バンドーンがタイヤテストを行っている。

 ノリスは午前中にはスピンを喫し、午後には「セッティング上の小さな問題」によりマシンをコース上でとめるというアクシデントもあったが、合計80周を走行、セッション終了直前にソフトタイヤでマークした1分18秒039で、メルセデス、フェラーリに続く3位となった。

「今日の作業は、全開の予選シミュレーションをするとか、レースを想定したドライビングをするというよりも、空力のテストが中心だった」とノリスは一日を振り返った。

「コースオフすることなく、一貫した走りをして、プログラムを完了することが重要だった。でもターン12で小さなスピンをしてしまった。大きな問題にはならなかったけどね」 
  
「今回はアップデートを持ち込んでいたし、モナコやそれ以降に向けて、試したい重要な作業があった。ふたつのスペックには間違いなく違いがあると感じた。大部分がポジティブな変化だ。でも従来型にもポジティブな部分がいくつかあるから、両方を組み合わせることで、マシンがより速くなると思う。全体的に見ると、(アップグレード版の方が)ダウンフォースが増していて、ターン1、2、3のハイスピードコーナーに自信を持って飛び込んで行けるんだ。全体的に見て、一歩前進したのは間違いない」