おもしろ合コン発掘サイト「おもコン」を運営するいろものは5月10日から、「リアルテラスハウスコン」の募集を開始した。同企画は「暮らしながら出会う」をテーマにした合コンで、男女18人が1か月間共同生活を行うというもの。
実施日時は7月1~31日で、募集人数は男女各9人。東京都板橋区にあるシェアハウスで行われる。参加資格は男性25~35歳、女性20~30歳で、いずれも独身であること。参加費は1か月の家賃・光熱費込で男性12万円、女性8万円。応募受付は6月24日まで。
同社は「本来付き合ってみないとわからなかった異性の長所・短所を、共同生活を通じて知ることによって、通常の合コンよりも相性のいいカップルを生み出す仕組みになっています」とコメントしている。
「参加しなければ出会うことがなかった人と結ばれるのは不思議な感覚」
シェアハウスは都営三田線・板橋本町より徒歩5分、東武東上線・中板橋駅より徒歩13分の場所にあり、個室は18部屋あり、1人1室与えられる。4階にあるガラス張りのラウンジスペースは広々としており、テラスで街を眺めながらパーティーを行うことも可能だ。
同企画はリオン不動産とのコラボレーションだ。リオン不動産が昨年、男女共同シェアハウスとして約半年間運営していたときは、各々入居日から30日での入れ替わり制を行っていた。
過去の参加者は20代がメインで、学生と社会人は半々。常に満室という訳ではなかったが、5組のカップルが誕生した。そのうち3組からは「いまも続いている」という連絡があったという。入居3週間目で告白して交際に至った男性からは、
「参加しなければ出会うことがなかった人と結ばれるのは不思議な感覚です。また、異性のみならず、同性の方たちとも仲良くなれ、今でも飲みに行く仲になりました」
という声が出ていたという。今年婚約予定だそうだ。女性からも「好きな人がいたのですが、思い切って入居してみると『その人以外にもたくさん男性って居るんだな』と気づかされました」という声が寄せられた。彼女も交際が続いているという。
「既存の出会いでは上手くいかなかった人」「じっくり相手を選びたい人」にオススメ
いろもの代表取締役の山田陵さんは「リアルテラスハウス」について、「日本は学校や職場以外、特に『有料の出会い』にネガティブなイメージがある」と話す。
「出会い目的に活動することに心理的ハードルを感じる人も多いです。この企画は『楽しそうだから』など、出会い以外の価値体験から抵抗なく参加できるか否かを意識して考えました」
リアルテラスハウスは「合コン・街コン、マッチングアプリに比べ参加のハードルが高い」とした上で、「いくつか出会いの方法を試したけど上手くいかなかった人」や「最初から合コンなどに興味はなく、じっくり相手を選びたい人」におすすめだという。
山田さんは「普段出会わない人、選ばない観点で異性と交流してもらい、ぴったりの相手が見つかるよう時間をかけて仲良くなってもらいたいです。参加者が仲良くなれるイベントも提案しようと思っています」と話した。