F1スペインGP後の火曜、バルセロナ・カタルニアサーキットで2018年初のインシーズンテストが開催された。初日には13人のドライバーが走行を行った。
15日、ドライコンディションのもと、全10チームが参加し、マクラーレンとフォース・インディアはピレリの2019年用タイヤ開発テストも担当し、2台を走らせた。この日トップタイムを記録したのはレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンだった。
フェルスタッペンは148周を走りこみ、午後にハイパーソフトタイヤで記録した1分17秒528でこの日のトップに立った。「今日は主にマシンとタイヤへの理解を深めることに集中した」とフェルスタッペンはコメントしている。
「予定していたプログラム以上の作業ができたので、よかったと思う」
ルノーのカルロス・サインツJr.が同じくハイパーソフトタイヤで1分17秒562をマーク、フェルスタッペンのわずか0.034秒差で2位に続いた。サインツは119周を走行している。
3位はフェラーリのセバスチャン・ベッテルだった。ベッテルは136周を走り、ソフトで1分17秒659を記録した。フェラーリは、次戦モナコGPで禁止になる見込みのハロ装着型ミラーを使用していた。
午前中にハイパーソフトでトップタイムをマークしたハースのロマン・グロージャンが、その1分18秒449で総合4位となった。ハースは一日のなかで129周を走った。
5位にはフォース・インディアのニコラス・ラティフィが続いた。ラティフィは107周を走り、ハイパーソフトにより自己ベスト1分18秒530をマークした。
フォース・インディアはピレリの2019年用タイヤ開発テストをメルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルに託した。ラッセルは123周を走り、1分21秒478で11位となっている。
スペインGPのウイナー、メルセデスのルイス・ハミルトンが6位。ハミルトンは151周のなかで、ミディアムで自己ベストの1分18秒543を記録した。
7位はマクラーレンのストフェル・バンドーン。バンドーンは85周の走行にとどまり、タイムはスーパーソフトで記録した1分18秒981だった。マクラーレンは2019年用タイヤ開発テストにも携わり、午前にはランド・ノリス、午後にはオリバー・ターベイが走行した。ノリスは1分20秒997、ターベイは1分23秒070がそれぞれの自己ベストタイムだった。
ザウバーのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィは、135周を走るなかでハイパーソフトで1分19秒693をマークし、8位となった。ジョビナッツィは2日目にはフェラーリのテストを受け持つ予定となっている。
ウイリアムズのオリバー・ローランドが9位タイムを記録した。ピットレーンでストップする場面もあったローランドだが、121周を走り、ハイパーソフトでの1分20秒009が自己ベストタイムだった。
トロロッソ・ホンダはテスト初日にショーン・ゲラエルを起用した。午前中のセッション終盤、シャシー関連の問題が発生した影響でパワーユニットを交換することをチームは決断。コースに復帰したのは午後のセッション終盤だったため、ゲラエルの合計周回数は50周にとどまり、自己ベストタイムもソフトタイヤで記録した1分21秒935で、全体の12位だった。
テストは翌16日も行われる。