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バルセロナがF1スペインGP契約延長の交渉開始。王者不在と政情不安による影響を憂慮する声も

2018年05月15日 15:41  AUTOSPORT web

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2018年F1スペインGP フェルナンド・アロンソ マクラーレン カルロス・サインツjr  ルノー
スペインGPの開催地であるカタルニア・サーキットの代表、ホアン・フォントセレは、このサーキットを今後もスペインGPの開催地として確実なものにするために、近いうちにF1経営陣と話し合いを持つ予定だと話している。 

 F1のCEOであるチェイス・キャリーによると、2019年からのバルセロナとの新契約は下準備が進められており、スペインGP決勝レース後に詳細な話し合いが行われる。

 スペインGP前にフォントセレは 「まずは全イベントを成功させることに集中している」とスペインのEl Paisに語った。

「我々には2019年までのグランプリ開催が保証されている。レースが終わり次第、リバティとの話し合いを継続する予定だ」

 しかしフォントセレは、今回の話し合いの状況は、前回契約が締結された時に比べて、バルセロナに広がっている雰囲気がかなり異なっていることを主張している。


「当時はフェルナンド・アロンソがタイトルを獲得したばかりのころで、我々は開催地をバレンシアと競い合っていた。それにマドリードでのプロジェクトからプレッシャーを受けていた」

 また、カタルーニャ地方が直面している政情不安によって、多くの人々がF1開催の可能性を疑問視している。しかしキャリーはカタルーニャの治安状況は話し合いになんら影響しないと語っている。

「我々は何が起きているか把握している」とキャリーは語った。「しかし世界中のそれぞれの場所で、物事は複雑に交錯しているものだ。21の開催国があり、21の問題があるのだ」

「バルセロナとのパートナーシップは我々にとって非常に貴重なものだ」