F1スペインGPにフェラーリが持ち込んだ新型ミラーのデザインをFIAが次戦から禁じる見通しであることが分かった。
ミラーの視界を改善するため、コクピット保護システム、ハロにミラーを装着することが許された後、フェラーリは他チームに先駆けて新型ミラーを導入した。しかしフェラーリがハロに装着したミラーにはウイングレットが備えられていたため、これが空力的効果をもたらすものとして、ライバルチームから抗議が提出されたという。
スペインGPの週末にFIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングと技術代表のジョー・バウアーが調査を行った結果、このデザインを次戦モナコから禁止することを決めたとSky Sportsが伝えている。
「あのミラーを次のレースで見ることはないだろう。私はそう理解している」とレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーはコメントした。
ホワイティングは、今週にも全チームに対して、これに関する技術指示書を送付する見込みだと明かした。
「(レギュレーションの)“アタッチメント”という言葉を解釈した結果だろうが、我々の考えでは、彼らのこのデザインは“アタッチメント”ではない」とホワイティング。
「全チームに対し、技術指示書を配布し、すべてを明白に示す予定だ」