ポルシェカレラカップ ジャパン 2018 第5・6戦プレビュー
東京.ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木敏幸)とポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ ジャパン 2018シリーズ第5・6戦を、鈴鹿サーキット(三重県)にて2018年5月19日(土)、20日(日)に開催いたします。
今シーズンのPCCJは、第1・2戦は岡山国際サーキット、第3・4戦は富士スピードウェイで開催されてきたが、第5・6戦の舞台は今シーズン初開催となる鈴鹿サーキット。長い歴史を誇り、F1日本GPの舞台でもある鈴鹿サーキットの全長は5.807㎞。低速、中速、高速コーナーがバランスよく配置され、世界的にも珍しい立体交差を有した右回りと左回りが入れ替わる8の字型のレイアウトとなっている。
世界のトップドライバーからの評価も高くテクニックが問われるサーキットとしても知られている。とくに注目したいのが、グランドスタンド前のメインストレートでスリップストリームを利用して進入する1コーナーでの争い。
今シーズンから導入されたタイプ991 第2世代のニュー911 GT3 Cupは、排気量の増加、パワーの向上に加え、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)も新たに採用されたため、どのようなオーバーテイクシーンが展開されるのかに注目したい。
ニュー911 GT3 Cupによる鈴鹿初レースは、ニューコースレコード樹立の期待とともに迫力あるレースが繰り広げられるはずだ。
全11戦で競われる2018年のPCCJは、今回の第5・6戦鈴鹿大会で早くもシーズン中盤戦を迎えることになる。第4戦終了時までの勝者は、PCCJジュニアプログラムドライバーである#18 上村優太と#19 片山義章、2016年のPCCJシリーズチャンピオンである#78 近藤翼の3人。
この中で唯一2勝をマークしているのは#18 上村だが、ポイントランキングトップは70点の#78 近藤で2位の#18 上村は62点とポイント差は8点となっている。
この若手ドライバー2人を追いかけるのは、昨年PCCJ初のオーバーオールとジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9武井真司と、2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオン #7 星野敏といったベテランドライバー陣で、#9武井が51点、#7星野が50点を獲得している。
鈴鹿では、チャンピオンを狙う若手ドライバーとベテランドライバーの意地がぶつかり合いなど、これまで以上に熱き戦いが予想される。
参戦ドライバーの実力が年々アップしているジェントルマンクラスは、第1-2戦岡山大会でPCCJ初参戦の#20 鈴木宏和が2戦連続でクラス・ポール・トゥ・ウインを飾る。だが、第3・4戦富士大会では2015年ジェントルマンクラスランキング2位の#25 内山清士と2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2 田島剛のベテラン2人が約2年ぶりの優勝を飾っている。
ポイントランキングは、トップの#20 鈴木が68点、2位の#2 田島が64点、3位の#32 永井秀貴が57点となっている。また第3・4戦で連続ポールポジションを獲得した#98 IKARIも実力者だけに、今後の躍進が期待される。ランキング3位の#32 永井には地元鈴鹿で初優勝の期待も高まる。実力伯仲のドライバー陣の中から誰が抜け出すのか予想が難しいため、今季初開催の鈴鹿は注目のレースと言えるだろう。
PCCJ第5・6戦 鈴鹿大会のスケジュールは、専有走行が5月18日(金)午前9時45分~10時15分、午前11時30分~午後12時00分の2セッション。予選は5月19日(土)午前11時25分~11時55分の予定で1回のみ。そして10周で競われる決勝レースは、第5戦が19日(土)午後4時20分、第6戦が20日(日)午後12時00分にスタート予定となっている。