6月16~17日に行われる第86回ル・マン24時間耐久レースでスペイン出身の世界的テニスプレーヤー、ラファエル・ナダルがオフィシャルスターターを務めることが発表された。
5月14日付の世界ランキングでロジャー・フェデラーに譲るまで、テニスの世界ランキングで1位につけたほか、テニスの4大大会すべてを制覇して生涯グランドスラムを獲得するなど、男子テニス界のトッププレーヤーであるナダルが、ル・マンの第86回大会に登場。テニスラケットではなく、スタートフラッグを振るうことになった。
6月のフランスではテニスの4大大会のひとつである全仏オープンが行われることもあり、「6月のフランスは、全仏オープンとル・マン24時間が行われることから、世界中から注目を集めている」とナダル。
「全仏オープンについてはよく知っているし、あの大会に出場できることを誇りに思っている。僕のキャリアにとってもっとも重要なトーナメントだからね」
「今年、モータースポーツ界でもっとも偉大なレースひとつであるル・マン24時間でオフィシャルスターターを務めることも誇らしいよ。どれだけ素晴らしいレースなのか、この身で知るのが楽しみだ」
「テニスプレーヤーとレーシングドライバーは、どちらも強い闘争心を持っていていつも新たな挑戦を求めている。だから、この機会を光栄に思うし、大いなるプライドと興奮を胸に旗を振ることになるだろうね」
なお、この第86回ル・マン24時間にはナダルと同じくスペイン出身のフェルナンド・アロンソも参戦。TOYOTA GAZOO RacingのトヨタTS050ハイブリッドをドライブする。