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大森立嗣監督最新作は構想10年のオリジナル脚本作に 主人公の少年役をオーディションで選出

2018年05月14日 17:12  リアルサウンド

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 監督作『日日是好日』が今秋公開される大森立嗣監督の最新オリジナル作品の製作が決定。主演俳優はオーディションにより選出されることが発表された。


 社会の底辺で生きる若者3人のロードムービー『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』、レイプ事件の被害者と加害者の愛を描いた『さよなら渓谷』、秋葉原通り魔事件をモチーフにした『ぼっちゃん』、罪を背負った幼馴染たちの狂気を描いた『光』など、世の中の主流からは外れながらも、懸命に生き抜く人々の姿を映し出してきた大森監督。


 一方で、便利屋2人のバディムービー『まほろ駅前』シリーズや、高校生2人の喋るだけ青春映画『セトウツミ』、そして、茶道の世界で成長していく女性を描いた最新作『日日是好日』の公開が控えるなど、作品の振り幅を大きく広げながら、日本映画界の第一線を走り続けている。


 そんな大森立嗣監督の最新作は、10年余りの歳月を経て暖め続けてきた完全オリジナル脚本による1作。映画の詳しい内容はまだ明らかにされていないが、かなり過激でセンセーショナルな作品となるようだ。タイトルは未定。そして、本作の主人公の少年役をオーディションで選出することが決定。応募条件は年齢が12歳(中学生)から16歳までとなっており、プロダクション所属や演技経験の有無は問わない。撮影は今年の秋を予定している。


●大森立嗣監督コメント
デビューしてから15年、10本の映画を作ることができました(未発表の作品が1本あります)。節目の10本です。長かったような、短かったような、たかが映画、されど映画、そんな気分です。そして次の1本は、映画を作りはじめた頃のように初々しく、清々しく、映画を作りたい! 主人公は少年です。見るものすべてが、新鮮で、恐ろしくて、美しい、そんな少年です。そんな少年と世界を共に見つめられたら、なんて素晴らしいのだろうなと思っています。