2018年F1スペインGP決勝で、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは8位だった。
■マクラーレンF1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝8位
昨日の予選Q2で使ったスーパーソフトタイヤでスタートしなければならなかったから、僕らのプランは、最初の2周ぐらいのうちにポジションを上げて、早々にタイヤ交換をしてしまうというものだった。ところが1周目のターン2で(ロマン・グロージャンがスピンしたことによって)インシデントが起きたために、(接触を避けるために)いくつもポジションを落としてしまった。その時点では、今日はもう入賞は無理だと思った。
でもその後、正しい判断をし、いいレースをしたことで、4ポイントをつかむことができた。ミディアムタイヤへの1回交換で走り切るという戦略がうまくいった。
レース中、ファンの皆が盛り上がってくれていたけど、走っている間、僕はグランドスタンドよりも天候を気にかけていた。いくつかのコーナーで真っ黒な雲が広がっていて、雨が降ればチャンスになるかもしれないと思ったからだ。でも残念ながら結局降らなかったね。
今日はオーバーテイクをするのが本当に難しかった。(ザウバーのシャルル・)ルクレールの後ろでずっと走り続けなければならなかった。僕らはまだ直線スピードが十分ではないから、オーバーテイクが難しい。この点を改善していかなければならない。自分たちのマシンの弱点は理解しているから、早いうちに解決法を見つけ出したい。
ここでは大きく進歩することができたと思う。それでもシーズン終盤まで厳しい戦いが続くだろうことは分かっている。毎戦、ポイントを積み重ねていくことが重要だ。ここまでの5戦でそれができているのはいいことだよ。
(Sky F1に対して語り)今回のアップグレードによって、中団勢のなかでのポジションを上げることができると分かっていた。ルノーやハースに追いつくことができたと思う。
中国ではルノーより0.9秒遅かった。バクーでは0.8秒遅かった。でもここでは予選でも決勝でもペースはほぼ同じだった。
ただ、トップ3チームは僕らと同じペースでマシン開発を続けているから、残念ながらギャップが縮まっていない。