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トロロッソ「ガスリーはQ3進出も可能だった。決勝ではポイント獲得を目指す」F1スペインGP土曜

2018年05月13日 09:21  AUTOSPORT web

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2018年F1第5戦スペインGP ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2018年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは12番手、ブレンドン・ハートレーはFP3で大クラッシュを喫した影響で予選には出場できなかった。

 ハートレーは土曜午前のプラクティス終盤、ターン9でスピンを喫し、バリアに激突。マシンが大破したため修理が間に合わず、予選出場はかなわなかった。パワーユニットにも大きなダメージがあり、交換が必要だということだ。

 予選に出場しなかったハートレーだが、スチュワードはプラクティスでのタイムを考慮して決勝出走を許可した。ハートレーはグリッド最後尾につく予定。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
テクニカルディレクター ジェームズ・キー
 いいこともあり悪いこともあった一日だった。残念ながらブレンドンはFP3で大きなアクシデントを起こし、マシンのダメージがかなりひどかったので、予選までに修復が間に合わなかった。このようなときは、時間をかけて詳細にわたってチェックし、負荷のかかるパーツに問題がないことを確認しなければならない。何よりも大切なのはドライバーが無事だったことで、ブレンドンは明日のレースで再び戦ってくれるだろう。

 金曜日は完全に順調というわけにはいかず、2台ともマシンバランスはかなり不安定だった。でも昨夜、マシンバランスを向上させるための新たな方向性を見いだし、ピエールがFP3でそれを推し進めた。彼はFP3で走り始めるとすぐにマシンの感触に改善を感じ、昨日よりも自信を持ってプッシュすることができるようになった。

 予選は他のチームと接戦になると予想していた。ハースは少し優位にいるように見えたが、それ以外については予測ができなかった。Q3進出のチャンスがあったかもしれないと思っている。でもかなり僅差で、残念ながらピエールは最後のアタックラップの半ばでアンダーステアが出て、セクター2でコンマ2、3秒をロスした。それによってあと一歩のところでトップ10に届かなかった。
                     
 Q3進出は可能だったと思うが、不満を言ってはいられない。トップ10のすぐ後ろの位置で、スタートタイヤも選べるので、明日はポイント獲得を目指して戦えるはずだ。