自身初のPPを獲得した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。 オートポリスで行われている全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦。5月12日の夕方、予選トップ3会見が行われ、平川、野尻、松下の3人がそれぞれに予選を振り返り、雨予報の決勝レースに向けた抱負を語った。
■平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)/予選1番手タイム
「ここまでチャンスをくれたみなさんに、結果で恩返しができてうれしいです。チームのみなさんもレースの度に頑張ってくれたので、感謝しています」
「(今回の結果は)スーパーフォーミュラでは予選でいい結果が出ていなかったので、素直にうれしいですね。明日の決勝レースは3グリッド降格で、4番手より後ろからのスタートだとわかっていました。それでも今日の目標はポールポジションの1ポイントを獲るということだったので、それを達成できてよかったと思います」
「Q2は出ていくタイミングが微妙で、1周目の計測でいけるかなと思ったのですが、前の方にクルマが見えてタイヤもタレていなかったので、切り替えたんです。Q3は、1周目の計測のほうがいい感じはしたのですが、自信がなく、最初から2周目の計測と決めていました」
「(明日の決勝レースは)ジャンプスタート……じゃなくて(笑)、ロケットスタートでいいスタートをして、1周目に1コーナートップで戻ってこられたら最高ですね。なかなか巡って来ないチャンスですし、難しいレースになると思いますけど、我慢していきたいと思います」
■野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/予選2番手
「Q1の走り出しはヤバイのかな、と思ったんですよ。でも路面がよくなるたびにクルマの調子も上がり、Q2はぎりぎりで通ってここまで残れたかなという感触です。明日もいいレースをしたいですね」
「(Q2で9番手と同タイムながら先にタイムをマークして通過)運よく通れたので、Q3でクリアラップがとれればそれなりにいけるとは思っていました。まだまだ手を加えないといけない状況ではあったので、ある程度改善して上位に食い込めればと。でも、けっこう大変でしたね」
「明日は(ポールポジションスタートで表彰台に上れなかった)2017年の雪辱を果たしたいと思います。難しいレースになるのは間違いないですが、トップだからといって油断はしていられないですからね。守りには入りたくないと思っています」
■松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/予選3番手
「僕には難しい予選でした。(午前中の)フリー走行で(クラッシュしたために)1周もできなかったので、昨日の一番路面の悪い状態のフィーリングを思い出しながら、いきなり予選に挑みました。ほとんど勘でいったようなものですが、そこは経験もあったのでうまく対応できました」
「Q3ではミスも多く、セクター1、セクター2で気持ちが先にいってしまうようなラップでした。そこは自分としての課題です」
「(Q3は)いけるだろうなという気持ちがあったのですが、セクター1とセクター2でいきすぎてしまったんです。タイヤのグリップ以上のブレーキの負荷がかかり、コースアウトしそうになりました。トップとの差は、自分のドライビングによる差だと思っています」
「チームにはすごく感謝しています。(午前中に)クラッシュしてしまいましたが、すべて直してくれて問題がありませんでした。それからの予選3番手ですから、悪くはないですね。明日は雨ですが、頑張ります」