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乃木坂46白石麻衣、『世にも奇妙な物語』で持ち味を発揮? 女優としてさらなるステップへ

2018年05月12日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

 1990年の初放送から28年目を迎える『世にも奇妙な物語』。お馴染みのテーマソングと、ストーリーテラー・タモリが、視聴者を奇妙な世界へといざなっていく。オムニバス方式で構成される本作は、その都度、“旬”な俳優が主人公に据えられてきた。『’17秋の特別編』の一編「寺島」で主演を務めた吉岡里帆の怪演も記憶に新しいが、5月12日放送『’18 春の特別編』で注目を集めそうなのが、『フォロワー』で主演を務める乃木坂46の白石麻衣だ。


参考:乃木坂46 白石麻衣、どこまで殻をやぶる? 『やれたかも委員会』で溢れ出す色気


 乃木坂46での白石の活動を追い続けてきたライターの本 手氏は、白石の女優としての魅力を次のように語る。


「乃木坂46でのパフォーマンスにも表れていましたが、映画『あさひなぐ』の宮路真春役が象徴的だったように、“強い意思”を持ったキャラクターを演じることができるのが白石さんの女優としての魅力だと思います。ただ、多くの方がイメージするその強さや凛とした美しさだけではなく、意外なコメディエンヌの素質も備えているのではと感じています。


 現在放送中のドラマ『やれたかも委員会』(MBS・TBS)では、白石さんの清楚な中に潜む妖艶さをうまく表現したキャラクターを演じています。白石さんはバラエティ番組で、“黒石さん”というお怒りモードを見せるときがあるのですが、その表情や仕草が本当に面白いんです。『やれたかも委員会』は、そんな白石さんが備えている瞬発的な“笑い”の部分をうまく切り取っている印象です。女優としてその持ち味が発揮されていけば、より多彩な作品に求められるようになるのでは」


 『フィクサー』で白石が演じる藤田小春は、フォロワー数ナンバーワンを目指す写真投稿SNSの“新女王”という役どころ。本 手氏は、白石の新しい一面が見れるのではないか?と続ける。


「これまで強い白石さんを観てきましたが、今回演じる藤田小春は、あらすじを確認する限りどんどん追い詰められていくキャラクターです。バラエティ番組などでもいじられると隠された素顔を見せてくれる白石さんなだけに、受けの立場である本作では彼女の持ち味が発揮されるのでは。女優として“黒石さん”が活かされることを期待したいです。


 ちなみに、映画『いぬやしき』で主演を務めた木梨憲武さんは、『世にも奇妙な物語』での演技を観たプロデューサーが、木梨さんへのオファーを決めたそうです。一般の視聴者だけではなく、業界人の方も『世にも奇妙な物語』は注目を集めているドラマなので、白石さんも本作の演技が次の作品につながるかもしれないですね」


 これまでさまざまな俳優たちが出演してきた『世にも奇妙な物語』。初めての出演となる白石がどんな恐怖の表情を見せてくれるのか、そして視聴者に恐怖を与えてくれるのだろうか。(石井達也)