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高見沢俊彦、デビュー小説『音叉』通常版カバー決定 70年代流行のブーツがモチーフに

2018年05月11日 18:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

高見沢俊彦のデビュー小説『音叉』通常版
THE ALFEE・高見沢俊彦のデビュー小説となる『音叉』が単行本として7月13日に発売される。5月11日にその通常版のカバーデザインが発表された。小説の舞台となった70年代に国内外のミュージシャンがこぞって履いていたブーツをモチーフに、ホログラムを全体に施した華やかなデザインの表紙になった。

THE ALFEEでヴォーカルとギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞作曲も手がける高見沢俊彦。読書家の一面も持つ彼が、初めて執筆した小説が『音叉(おんさ)』である。

同作はバンドとしてプロデビューをめざす若者の恋と葛藤を描いた青春小説であり、学生運動、フォーク、ロック喫茶など、若者文化が花開いた70年代を舞台としている。≪第1話≫を2017年8月22日発売の小説誌「オール讀物」9月号(文藝春秋)にて発表、11月号で《第2話》、2018年2月号で《第3話》、そして最終話となる≪第4話≫が4月号に掲載され、そのたびに話題を呼んだ。7月13日に発売される単行本には、これらに加えて書き下ろしのスピンオフ短編も収録される。

単行本には、オリジナルしおり付き(数量限定)の「通常版」と、スペシャルブックレット(高見澤俊彦ロングインタビュー、撮り下ろし写真など収録)付きの数量限定生産の「愛蔵版」を用意、このたび発表されたカバーデザインは「通常版」のものとなる。黒を基調にした表紙にはタイトル「音叉」の文字が大きく白抜きで入り、中央には70年代にバンドマンに流行した黄色いブーツ。そのブーツに縦書きで執筆名「高見澤俊彦」(高ははしご高)が記載されている。そして全体に施した華やかなホログラムが、黒をバックに美しく映えている。高見沢自身も当時ロンドンブーツを履いていたと語っている。

高見沢俊彦は、「処女小説『音叉』の発売が7月13日に決定しました。少年期から密かに憧れていた小説家。その夢が還暦を越えてやっと叶ったようです。『音叉』は70年代を舞台にしたロックバンドの物語。これは自伝でも私小説でもありません。あくまでもその時代の生きた若者の青春群像として描いてみました。同じ時代を生きた方は勿論のこと、その時代をまったく知らない世代の方にも是非読んで欲しいと思います。」とメッセージを寄せている。

今年結成45周年のTHE ALFEEは現在全国ツアー『THE ALFEE 45th Anniversary Best Hit Alfee 2018 春ノ巻』を開催中。夏には横浜アリーナ2daysのコンサートを7月28日・29日に予定している。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)