MEDIA RELEASE
2018年5月7日
「m-1 CARFACTORY RS3 LMS」参戦2戦目で6位完走を果たす
ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018(S耐)に参戦するAudi Team DreamDrive Noahの「m-1 CARFACTORY RS3 LMS」は、4月28~29日にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」のST-TCRクラスに参戦。8台が参加するなか、参戦2戦目で6位完走を果たした。
福岡に本拠を置くAudi Team DreamDrive Noah(代表:清瀧雄二)は、“九州に元気を!九州のモータースポーツにもっとワクワクを!“を合言葉に九州のレーシングチームとしてS耐にフル参戦。今回は熊本在住の塚田利郎、そして蘇武喜和、清瀧という3名で臨んだ。今回のST-TCRクラスは、開幕戦より1台増え、4台のアウディRS3 LMS、新旧計3台のホンダ・シビック タイプR、VWゴルフGTIという計8台が参戦した。開幕戦はマシントラブルのために途中リタイアを喫していることもあり、今回はまず完走してしっかりとデータを取りたいところ。しかしながら、塚田、清瀧共にSUGOは初めてのコース。大きなハンディキャップを背負っての参戦となった。
杜の都・仙台郊外のSUGOは週末、初夏の爽やかな晴天となった。ゴールデンウィークもスタートした28日に公式予選が行われた。公式予選はA、Bドライバー2名のタイム合算で争うが、徐々に変化する路面コンディションにセッティングを合わせ込むことが難しく、マシンのオーバーステアもありクラス7位となった。
29日も予選日同様、爽やかな朝を迎えた。参加台数が全部で54台と多くピットの数も不足しているため、28日のうちにGr-2(ST-4、5クラス)の3時間決勝レースを終えており、この日はGr-1(ST-X、TCR、1~3)計30台の決勝レースが3時間で行われた。13時58分、レースがスタート。ここSUGOを走り込んでいる蘇武がスタートドライバーを担当し、燃料及び規定限度ギリギリまでの周回を走り、後半を塚田と清瀧に任せる作戦だ。
蘇武は安定したペースで周回を重ね、クラス順位を5位まで上げることに成功。ライバル勢が最初のピットインをしたこともあり、順位を2位まで上げた61周でピットイン。ここでドライバーは塚田に交代した。塚田は5位でコースに戻るとトップの車両がトラブルを抱えてピットインしたこともあり難なく4位へ。慣れないコースにてこずりながらも周回し、途中、追い上げて来た車両に順位を譲り5位となった。塚田は86周目に2回目のピットインを済ませ清瀧に交代した。前回トラブルのために出走できなかった清瀧は、これが昨年オートポリス戦以来、2回目のS耐参戦。しかも塚田同様SUGOは初のコースとなる。狭くタイトなコースに手こずりながらも清瀧は5位を守って周回を重ねていたが、終盤、後方から猛追してきた車両に進路を譲り6位へ。そしてクラストップから3周遅れながら111周でチェッカー。参戦2戦目でチーム最初の目標である完走を達成した。
第3戦は、5月31日~6月3日に富士スピードウェイ(静岡県)において国内10年ぶりの24時間レースとして開催。Audi Team DreamDrive Noahはドライバー6名体制で、この日本で最も過酷なレースに臨む予定。
清瀧雄二
「初めてのSUGOはでテクニカルで難しかったです。走りのイメージにはまだ遠く自分としては不満足です。前回はセンサーのトラブルでレースを失いましたし、今回の最低目標は完走でしたからそれは達成できました。次の富士24時間は生き残り合戦になると思いますし、最後まで走りきれば結果はついてくるでしょうし楽しみです」
塚田利郎
「初めてのサーキットでしたからコースを覚えようと頑張りましたが、走っていて楽しいサーキットでした。決勝まで走って何となくつかめたのかなという感じです。レースはまず完走できて良かったです。次の富士24時間は一年分の距離を走ることになるわけで、今から楽しみです」
蘇武喜和
「予選ではオーバーステアでしたが、決勝ではセッティングを変更して乗りやすくなりました。今回はレースの半分を走ることができましたし、今回の完走は次の富士につながると思います。まずは一歩、そして次の一歩と、ひとつずつ上がっていって、表彰台の片隅でも上がれるようにしたいです」