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ロボットがついにジョギングするように! ボストン・ダイナミクス、新映像を公開

2018年05月11日 10:22  Techable

Techable

写真
米国のボストン・ダイナミクス社が開発するロボットの進化が止まらない。同社はこのほど、2本足歩行の人型ロボットAtlasと、4本足歩行のSpotMiniの新映像をYouTubeで公開した。

なんと、Atlasは屋外をジョギング、SpotMiniは障害物をよけながら屋内を徘徊し、階段の上り下りまでする。
・地面を蹴り走る
ロボットというとぎこちない動きをするものと考えがちだが、この映像をみるとそうした概念は大きく揺らぐ。というのも、Atlasは足を左右交互に前に出しながら地面を蹴り、走るのだ。

その様子はまさに人間のジョギング。場所は野原で、芝や雑草が生えて表面はややでこぼこだが、Atlasはバランスを崩すこともない。

途中、丸太を飛び越えるシーンもあるが、これはすでにバク宙ができるAtlasにとっては朝飯前だろう。
・見事な足さばき
一方、SpotMiniは、カメラなどで周囲の物にぶつからないようにしながらマップデータをもとに屋内を徘徊する。こちらのビデオで最も注目すべきところは何と言っても階段のシーンだ。

4本の足をそれぞれバラバラに動かしながらも階段を踏み外すことなく、見事に昇降する。ただ、降りるときは踊り場で向きを変え、“後ろ向き”に進んでいるのは、まだテクニカル的に難しい部分もあるということだろう。

いずれにしても、大きな進化を遂げているのは間違いなく、その運動能力には驚かされる。

映像のリンクはこちら。

Atlas  SpotMini