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第46回ニュルブルクリンク24時間開幕。フリー走行首位はルノーR.S01に

2018年05月11日 00:31  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンク24時間のフリープラクティス首位となった35号車ルノーR.S.01
第46回ADACチューリッヒ24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)は5月10日、現地時間13時20分から、1時間40分のフリープラクティスが行われた。走行1回目はディーター・シュミットマン/ハイコ・ハンメル/クノ・ウィットマー組35号車ルノーR.S.01が8分26秒703というトップタイムをマークした。

 難攻不落のニュルブルクリンクを舞台に争われる、伝統のニュル24時間が今年も幕を開けた。前日までは日中はTシャツで過ごせるほどの暖かい気候だったニュルブルクリンクだが、この日は一転。午前中から行われたWTCR世界ツーリングカーカップのプラクティスでは雨も舞うコンディションとなった。

 13時20分からのニュルブルクリンク24時間のフリープラクティスも、ところによって小雨が舞う難しいコンディションに。1時間40分の走行のなか、SP9=GT3勢で多いチームで8周ほどの周回をこなした。

 トップタイムをマークしたのは、GTルニックス360・チームmcchip-dkrの35号車ルノーR.S.01。この車両はSP-Xとしての登録だが、SP9=GT3勢を上回るタイムを記録した。2番手には、8分27秒853をマークしたマンタイ・レーシングの12号車ポルシェ911 GT3 Rがつけ、ローヴェ・レーシングの99号車BMW M6 GT3が3番手に続いた。

 4番手には、ランドグラフ・モータースポーツの16号車メルセデスAMG GT3が、5番手にはアストンマーチン・レーシングの007号車アストンマーチンV12バンテージGT3がつけている。SP9ではポルシェ、BMW、メルセデスAMG勢がこの走行では上位につけた。

 日本勢では、SP-PROに参戦するTOYOTA GAZOO Racingの土屋武士/松井孝充/中山雄一/蒲生尚弥組56号車レクサスLCが6周をこなし8分47秒087をマーク。総合17番手につけてみせた。もともと「GT3とGT4の間くらいの速さ」というレクサスLCだが、この走行ではSP9勢に食い込む速さをみせている。

 一方、SP3Tクラスに参戦するスバル/STIの90号車スバルWRX STI(カルロ・バンダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人)は、9分53秒097をマークし総合52番手につけている。SP8クラスに参戦するNovel Racingの佐々木孝太/吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー/マリオ・ファーンバッハー組42号車レクサスRC Fはこの走行で走らず、43号車レクサスIS F CCS-Rの東徹次郎/小山佳延/松井猛敏/佐々木孝太組は1周のみに留まっている。

 ニュルブルクリンク24時間は、この後現地時間20時30分から、3時間の予選1回目が行われる予定だ。