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“マンス・オブ・メイ”に挑む琢磨が2試合目のMLB登板。カブスファンのボビーはまさかの遅刻

2018年05月10日 23:21  AUTOSPORT web

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MLBカブス戦で2度目の始球式に挑んだインディ500ディフェンディングチャンピオンの佐藤琢磨
インディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨がメジャーリーグベースボールで2試合目の登板を行った。先月ロサンゼルス・エンゼルス戦で始球式を行い大谷翔平選手と2ショットに収まった琢磨は、今度は名門のシカゴ・カブス戦に登場した。

 5月9日、琢磨はシカゴの各地で“Month of May インディ”のPRに奔走しTV局、ラジオ、地元メディアのインタビューを駆け足でこなし、最後の仕事としてMLBカブス戦での始球式を務めた。

 この日の対戦はマイアミ・マーリンズだ。


「朝からずっとあっちこっち回りっぱなしで、全然投球練習出来なかったから緊張した」と笑う琢磨だったが、シカゴのリグレーフィールドスタジアムに入るとやや緊張気味。

 それでもカブスに用意してもらったカーナンバー30と同じユニフォームに着替えると笑顔に変わりマウンドに上がった。

 場内アナウンスで2017年インディ500チャンピオンと紹介されると大きな拍手が沸き起こり、琢磨は無事にジャスティン・ハンコック選手にボールを投げ終えた。2度目だからか、マウンドさばきもだいぶんこなれてきたようにも見える。


 琢磨のチームオーナー、ボビー・レイホールはシカゴ・カブスのシーズンチケットも持つ無類のスポーツファンだったが、この日は琢磨の始球式に遅刻するというハプニングもあった。


 観客席に入った琢磨は、カブスファンからサインや写真を求められたり大人気。琢磨にとっても、カブスファンにとっても良い1日になったようだ。

 カブスと言えばダルビッシュ有投手が今年移籍したが、インフルエンザの疑いで故障者入りしたばかりで、琢磨との対面は実現できなかったのは残念だった。

 マウンドを降りた琢磨は「またメジャーリーグに呼んでもらえるなんて光栄なことです。今日は一日シカゴでメディアPRをしていて、全然練習出来なかったのでどうなることかと思ってましたけど、無事に投げられて良かったです(笑)」

「ダルビッシュ選手とはお会いできなくて残念でしたけど、早く良くなって戻ってきてほしいですね。僕も今週末からいよいよインディのレースになりますけど、しっかり頑張りたいと思います」と話した。

 インディ500のディフェンディングチャンピオンとして、5月を迎える琢磨。アメリカでもっとも熱い1カ月がいよいよ始まる。