ポルシェカレラカップ ジャパン 2018 第4戦(富士)決勝レポート
小山町.ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ ジャパン 2018シリーズ第4戦『モービル1チャレンジ』の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2018年5月4日(金・祝)に開催いたしました。
天候:晴れ 路面:ドライ
気温:20度/路面温度:37度
PCCJ第4戦は、ポルシェ カレラカップシリーズのグローバルパートナーであるモービル1の名を冠した『モービル1チャレンジ』として開催された。ポールポジションからスタートするのは、前日の第3戦と同じくジェントルマンクラスの#98 IKARI。
2番手は2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼、3番手はPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太、4番手はスーパー耐久シリーズのST-Xクラスでチャンピオン獲得経験のあるPCCJルーキーの#34 内田優大、5番手は昨年PCCJ史上初のオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルチャンピオンを獲得した#9 武井真司、6番手は2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野敏と、オーバーオールの強者ドライバーが上位グリッドに顔を揃える。
決勝当日は風がやや強いものの朝から青空が広がり、午後12時からのフォーメーションラップを経て全車が整列するとシグナルがブラックアウトとなりレースがスタート。好スタートを決めたのは3番手グリッドの#18 上村で、1コーナーを制してトップに立つ。
このまま2番手以降を引き離しに掛かりたいところだが、2番手の#78 近藤は約1秒後方からチャンスを伺う。周回を重ねる毎にその差は縮まり、6周目には0.803秒差、8周目には0.596秒差に。#18 上村はファイナルラップの第3セクターでミスを喫してあわやという場面もあったが、かろうじて#78 近藤の追い上げを抑えきりトップでチェッカーを受ける。
今シーズン2勝目をマークした#18 上村は、「スタートが上手く決まりトップに立てたので、後続を引き離して優勝したかったのですが……。でも、2勝目をあげることができたので、このままチャンピオンを目指していきます」と力強く語る。
一方、2位に終わった#78 近藤は「スタートで一歩出遅れてしまったのが痛かったですね」と悔しさを見せる。3位表彰台に上がった#7 星野は「レース序盤の武井選手とのバトルは疲れましたが、最終的に3位表彰台を獲得できて良かったです」と語る。
実力伯仲で混戦のジェントルマンクラスを制して優勝したのは、2016年開幕戦岡山大会以来となる#2 田島剛。
「スタートからゴールまでバトルが多くて本当に疲れました。でも、優勝は久しぶりなので本当に嬉しいです」と、笑顔で喜びを語る。
2位の#32 永井秀貴は、「チームメイトの田島選手とのバトルも楽しめましたし、2位表彰台を獲得できて良かったです」と振り返る。3位は今シーズンPCCJ初参戦となった#58 山口智英が4戦目で初表彰台を獲得し、「実力者揃いでレベルの高いPCCJで表彰台に立てて嬉しいです」と語る。
PCCJ第5-6戦は2週間後の5月19日(土)、20日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催される。