トロロッソ・ホンダF1のブレンドン・ハートレーは、F1スペインGPでは予選が非常に重要になるが、マシンとタイヤに対する理解が深まりつつあるため、以前よりも自信を持って予選ラップを走ることができると語った。
ハートレーは2017年アメリカGPでF1にデビュー、ここまで8戦に出場、今季第4戦アゼルバイジャンではF1での自身初の入賞を達成した。
「バルセロナは全てのF1ドライバーにとって最も馴染みがあるサーキットだから、ライバルのチームやドライバー、そしてチームメイトを出し抜くのは簡単ではない。それこそがここでのチャレンジなんだ」とハートレーは今週末のスペインGPについて語った。
「テストでここが使われるから、誰もがよく知っている。さらにカタルニアのコースはシミュレーションでもよく活用されている」
「走っていてすごく楽しいコースで、いろいろな要素が含まれている。肉体的にもタフで、特に長い右コーナーでは首に負担がかかる」
「オーバーテイクは簡単ではないので、予選がとても重要だ。自分自身の予選について言うと、去年と比べれば今年のパフォーマンスには比較的満足している。去年はまだタイヤの性能を引き出す方法を完全には理解できていなかった」
「今は、マシンとタイヤに対する理解が深まりつつあると感じており、それによって以前よりも自信を持って予選に臨めるようになってきている。予選は週末のなかでも特に楽しい時間だ。ラバーが乗った路面を、燃料が少ない状態で走るから、マシンの性能を発揮することができるんだ。世界最速のF1マシンが本当にその速さを示すのは予選だからね」
「このコースではタイヤのマネジメントがとても重要になる。予選ラップですら、トラクションが大事になる最終セクターのためにリヤを温存する必要があるんだ。高速コーナーが続くコース序盤でリヤタイヤを消耗しやすいから、予選ラップで最大のパフォーマンスを引き出すことがチャレンジのひとつといっていいだろう」