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ホンダF1田辺TD「エネルギーマネジメント運用への反省をスペインで生かす」

2018年05月10日 07:31  AUTOSPORT web

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2018年F1第4戦アゼルバイジャンGP ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)
今週末開催されるF1第5戦スペインGPに向け、ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏は、プレシーズンテストでのデータに加え、ここまでの4戦で集めたデータを生かしてセットアップを進めると語った。

 スペインのカタルニアサーキットでは2月末から3月初旬にかけて8日間にわたって合同テストが行われた。そのためデータは豊富にあるが、気温などコンディションが大幅に異なるため、サプライズが起こる可能性もある。

 トロロッソ・ホンダにとって前戦アゼルバイジャンは、ブレンドン・ハートレーにより1ポイントを獲得したものの、不本意な週末に終わった。その後の分析をスペインで生かしたいと田辺F1テクニカルディレクターは語っている。

「第5戦が行われるカタルニアサーキットは、2月にオフシーズンテストを行ったトラックで、その際は低温や雨、想定外の雪に見舞われました。一方で、今週末は比較的温かく、当時とは大きくコンディションが異なりますが、ウインターテストのデータとここ4戦で得たデータを生かし、セットアップを進めます」と田辺F1テクニカルディレクター。

「トラックレイアウトは高速コーナー、低速コーナー、それに比較的長いストレートの組み合わせで、バラエティーに富んでいます。先日のバクーではストレートでのスピード不足に苦戦しましたが、その後の分析によりエネルギーマネジメントの運用が大きく影響したことが分かっており、その経験をここスペインで生かすことができると考えています」

「オーバーテイクが難しいサーキットですので、予選でのパフォーマンスが重要となります。ベストな結果を得られるよう、チームと準備を進めます」