5月8日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦中のKawasaki Puccetti Racing Team(カワサキ・プッシェティ・レーシング)がSBK第5戦イタリアラウンドに、フル参戦中のトーポラク・ラズガットリオグルに加えてレオン・ハスラムがエントリーすることを発表した。
今回のプロジェクトは同チームと10年以上パートナーシップを結ぶElf(エルフ)の50周年を、ホームラウンドである第5戦イタリアで記念したもの。現在、カワサキ・プッシェティ・レーシングからはラズガットリオグルがSBKに参戦しているが、イタリアラウンドにはハスラムが加わることになった。また、ハスラムはイタリアラウンドに加えて、自身の母国ラウンドである第6戦イギリスラウンドへもワイルドカード参戦を果たすことになるという。
ハスラムは元SBKライダーであり、現在はブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)に参戦中。2017年鈴鹿8耐では2位表彰台獲得に貢献し、2018年鈴鹿8耐へも、ジョナサン・レイ、渡辺一馬とともに参戦することが決定している。
ハスラムとラズガットリオグルが駆るのは、ハスラムの父であるロン・ハスラムが使用していたマシンを想起させるデザインのカワサキZX-10RR。伝統的なカウリングのほか、カレックスの新しいスイングアームを備えるという。
ハスラムは今回の参戦に際し、「また(イタリア・)イモラと(イギリス・)ドニントンでSBKに戻ってこられてとても興奮しているよ」と喜びを表した。
「特に、イタリアラウンド! イモラは伝統的なサーキットだし、天候はすばらしく、多くのファンがいる。父が過去に乗っていたカウルデザインと同じバイクに乗ることができる。それに、特別なアライのヘルメットも持って行くつもりなんだ。今週末は楽しみがたくさんあるよ。カワサキ・プッシェティ・レーシングのいい思い出がたくさんあるしね」
第5戦イタリアラウンドは5月11~13日に行われる。久々のSBK参戦となるハスラム、父が使用したマシンを模したバイクで勢いのあるレースを見せたいところだ。