LEXUS TEAM Weds Sport BANDOH スーパーGT第2戦富士 レースレポート 2018 AUTO BACS SUPER GT Round 2
「FUJI GT500km RACE」
■開催日 予選5月3日(木) 決勝5月4日(金)
■開催地 富士スピードウェイ
■入場者数 予選3万1300人 決勝5万5000人
SUPER GT 第2戦が富士スピードウェイで開催された。事前の合同テストではトップタイムを叩き出した事もあり、今回の500kmレースには自信を持ってホームコースに到着した。
しかし3日(木・祝)午前中の公式練習走行は、雨の後の濃霧の影響で予定された時間帯での走行はサーキットサファリも含めキャンセル。午後の12時50分から13時20分の30分で公式練習走行が行われることとなった。
公式予選は20分の1回のみ、予選で8番手をゲットするがトラブルにより通常より多くPITに入る事になり、12位フィニッシュ。開幕戦に続く悔しい結果となってしまった。
■予選 5月3日(水)【7位】
□公式予選 天候:曇り晴れ | コース:ドライ |
気温/路面温度 GT500 開始22℃/35℃、GT500終了 21℃/30℃
●公式練習
霧に覆われた予選日、肌寒いコンディションの中練習走行が30分行われた。国本選手がバランス確認の為コースイン。混雑するコースコンディションの中で14周走行し11番手を記録。まだまだバランス的に課題は残ったがフィーリング的には問題ないとのドライバーコメント。
●公式予選
そして500クラスの予選を迎えた。変則的な予選の為、ドライバーは1人。20分間。19号車は国本選手がステアリングを握り、タイヤは2セット準備した。予選開始から全車コースイン。最後に19号車WedsSport ADVAN LC500がコースへ。
そして国本選手を追うようにライバル達は次々にアタックを開始。タイヤを上手く温め、5周目に国本選手が1’28.638をマーク。3番手のタイムを記録してPIT IN。
その後続々とアタック合戦が行われ、国本選手も2セット目のタイヤを温めていく。
予選の残り4分を切ったところでトップタイムが見え始め1’28秒前半までトップタイムが更新された。そして36号車がタイムを出し、6号車が塗り替え終わると思った時、38号車立川選手が素晴らしいアタックを決めトップに浮上、その後19号車はタイム更新出来ず、16号車、3号車もタイムを叩き出し、目まぐるしく順位が変わる中9番手のタイムで終えた。
予選終了後12号車が4輪脱輪のペナルティーでベストタイムが抹消され、19号車WedsSport ADVAN LC500は8番手のグリッド手にした。
予選結果、トップはフリー走行から好調だった38号車ZENT CERUMO LC500、2位6号車 WAKO’S 4CR LC500、3位23号車 MOTUL AUTECH GT-R、という結果に。
■決勝 5月4日(木)【12位】
□決勝 天候:晴れ | コース:ドライ |
気温/路面温度 スタート時:18℃/36℃>40周時点:22℃/33℃>80周時点:19℃/25℃
●ウォームアップ走行
4日(金・祝)昨日の霧が嘘のような素晴らしい天気の中、国本選手がコースイン。すぐにPITフルシュミレーションの練習を兼ねて山下選手に交代してチェッカーまで走行して決勝の準備に備えた。満タンでのフィーリングも悪くないとドライバーからのコメント。
●決勝
昨日の予選の熱が冷めない富士スピードウェイには、5万5千人のレースファンが訪れた。今回のレースはシリーズの中でも2番目に長いレース。500kmというレース距離は、2回のピット(ドライバー交換を含む)が義務付けられている。予選結果はもちろん大事だが、それ以上に500kmという長丁場に勝ち抜く強さやレース戦略も要求される。
緊張のレースが始まるのは午後14時10分。白バイのパレードラップの後、500km先のゴールを目指して、決勝の幕が上がった。19号車WedsSport ADVAN LC500のスタートドライバーは、国本選手。左右にライバルを牽制しながら1コーナーから2コーナーに抜けていく。まずは緊張のオープニングラップからレースを展開していく国本選手。
だが、3号車を追い抜くが、ウォームアップのよかった64号車に前を行かれポジションはそのまま走行を重ねる。64号車に前を塞がれる状態が続いたがトップとの差は13周終えた時点でまだ12秒。500kmのレースを考えるとまだまだ先は長い。
14ラップ目に64号車を交わし先頭集団との差を縮めていく国本選手。
前の16号車との差を詰めに入る。しかし、18周目にリアセクションのトラブルにより失速。幸い、ピットまでたどり着くことが出来、タイヤ交換と給油をしてピットアウトしたが、最後尾まで落ちてしまった。
33周目ぐらいから上位陣の第一回目のピットインが始まり、全車ピットインを完了した41周目には19号車は13位となる。
49周目にピットインして、ドライバーを山下選手に交代。順位は14位となる。66周目に24号車がイレギュラーなピットインで順位を落とし、19号車は13位と一つあげる。
70周あたりで2度目のピットインが始まる中、86周目で再びリアセクションのトラブルにてペースダウン、ピットに入り、再び国本選手に交代してピットアウトするも、順位は14位となってしまう。
93周には24号車のピットインで順位を一つあげ13位、100周目に16号車が緊急ピットインで、19号車は12位となった。
19号車はゴールに向けてひた走り、110周のサバイバルレースの結果は2周遅れの12位完走となった。
レース結果はポールショットで2番手スタートの23号車がポールスタートの38号車を捉えてトップに出て引き離しに掛かり、一時は二位以下に大きな差が付いたが、後続が追い上げ、5番手スタートの39号車が23周目にトップに立つと、二度目のピットまでトップを走行。だが、二度目のピットインにてそれまで2位だった23号車が39号車の前に出ると、二位以下を引き離してトップチェッカーを受けました。以下39号車、38号車となります。
長い戦いの中、二度のトラブルにて悔しい結果となりましたが、次ぎの鈴鹿では気持ちを切り替え、表彰台を目指し爆走していきます。
皆様の応援、誠にありがとうございました。
■国本選手コメント
結果は12位でした。1周目に3号車を1コーナーで抜いてポジションを上げてその後16号車を追い詰めている時に64号車に抜かれてしまいましたが14周目にやっと抜かす事ができ、そこから前とのギャップを積めてプッシュして走行しました。
18周目にトラブルがあり、ピットに入りました。その後、山下選手の時にもまたトラブルがあり、最後尾になってしまいました。
色々と500kmレース上手くいかない事が多くて厳しいレースとなりました。予選も思っていた順位ではなかったです。
気持ちを切り替えて鈴鹿では優勝目指して頑張りますので応援宜しくお願いします。
■山下選手コメント
今日のウォームアップ走行ではかなり手ごたえがあったのでもっと期待できると思いました。国本選手と自分のスティントでもトラブルがあったので厳しいレースになってしまいました。
次戦の鈴鹿に向けては改善課題を明確にして良い結果を出せるように頑張りますので応援宜しくお願いします。
■坂東正敬監督コメント
今回は500kmという長丁場のレースでした。僕らが思っている結果と全く違うレースでした。全体のペースがここまで速いと思っていませんでした。
昨年よりトータル時間だと30秒も速くレースが終えたという事は、それだけマシンが速くなっているという事です。1周でコンマ3秒くらいしか速くなってないのですが、その読みが甘かったです。昨年よりダウンフォース軽減のレギュレーションに変わりましたが、エンジン・車輌・タイヤの進化でここまで速いレース展開になるとは思っていませんでした。
合同テストで結果が良かっただけに非常に悔しいですが、富士は夏に500マイルと言う前代未聞の長い距離のレースがありますのでリベンジします。
まだLEXUSが今シーズン勝っていませんが、次戦では19号車がスポットを浴びるように今から努力します。
今回も沢山の応援旗ありがとうございました。皆さんが笑顔になれるように頑張りますので今後とも応援宜しくお願い致します。
■織戸学 エグゼクティブアドバイザーコメント
車とドライバーが調子良かっただけに非常に残念な結果でした。応援ありがとうございました。かなり接戦なスタートして良い流れでレースをしていただけにドライバーはとても悔しいと思います。
見ていてもピットミスもなく本来ならもっと上位に行けたと思います。これも試練だと思ってもっと強いチームにしたいと思います。応援ありがとうございました。
【Racing Project BANDOH has opened a YouTube channel 】
レーシングプロジェクトバンドウのYouTubeチャンネル誕生。
サーキットの興奮をダイレクトにお茶の間にお届けします。
是非、チャンネル登録を!!!
https://youtube.owacon.moe/channel/UCDTRz5QdXviv6VLLJLrDrCw/videos