ミシェル・フランコ監督の映画『母という名の女』の予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。
メキシコのリゾートエリア・バジャルタの海辺で母と離れて暮らす姉妹を描いた同作は、17歳の妹の妊娠をきっかけに呼び戻された母が、妹の出産後、自身の欲望を遂行していく様を描いたミステリー。献身的に娘・バレリアの世話をする母・アブリル役をエマ・スアレス、17歳で妊娠する妹・バレリア役をアナ・バレリア・ベセリル、姉・クララ役をホアナ・ラレキ、バレリアの子の父親で17歳の少年・マテオ役をエンリケ・アリソンが演じる。公開は6月16日。
ポスタービジュアルには、「母性などない。あるのは欲望だけ――隣りにいるのは母ではなく、女という怪物だった…」というキャッチコピーと共に、アブリルがお腹の大きくなったバレリアを後ろから抱きしめる様子とクララの姿が写し出されている。
予告編では、妊娠中のバレリアが疎遠だった母アブリルに心を開いていく様子や、バレリアとその娘カレンを引き離し、マテオを誘惑するアブリルの姿、バレリアがアブリルに「狂ってる!あの子を返してよ」と責め立てる場面、バレリアが途方に暮れて泣き叫ぶシーンなどが確認できる。また場面写真にはバレリアのお腹に手を当てるアブリルの姿や、バレリアがカレンを抱きかかえる様子、アブリルがカレンを抱いている場面などが写し出されている。