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母親の隠れた欲望があらわに ミシェル・フランコ最新作『母という名の女』ポスター&予告編

2018年05月08日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 6月16日に公開される映画『母という名の女』より、ポスタービジュアルと予告編が公開された。


参考:『母という名の女』予告編


 第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した本作は、『父の秘密』『或る終焉』のミシェル・フランコ監督が手がけたミステリー。メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に建つ別荘に2人きりで住む、姉・クララと妹・ヴァレリア姉妹のもとに、長い間疎遠になっていた美しき母アブリルが戻ってくるが、ヴァレリアの出産をきっかけに、その関係性が変化していく。アブリル役で主演を務めるのは、『ジュリエッタ』のエマ・スアレス。撮影は『ホーリー・モーターズ』『或る終焉』のイヴ・カープが担当した。


 公開されたポスタービジュアルには、「母性などない。あるのは欲望だけーー」というコピーとともに、母アブリルが、妊娠してお腹の大きくなった17歳の娘バレリアを後ろからお腹を守るように優しく抱きしめる姿が写されている。


 また予告編では、妊娠中の17歳のバレリアが疎遠だった母アブリルに心を開いていく様が映し出される。一見どこにでもいるごく普通の母と娘に見えるが、バレリアに子供が生まれ、幸せが訪れたとき、徐々に母の隠れた欲望があらわに。バレリアと子供を引き離し、彼氏を誘惑し、さらにバレリアの子供を幸せそうに抱き、着実に欲望を満たしていくアブリル。その一方で、途方に暮れ泣き叫ぶバレリアの姿も収められている。


(リアルサウンド編集部)