映画『かぞくわり』が2019年に東京・有楽町スバル座ほか全国で公開される。
同作は、曼荼羅を一夜にして織り上げた伝説の姫がいたとされる、1300年の以上の歴史のある寺が建つ奈良の地を舞台にした作品。両親に画家になる夢を拒絶されてから定職に就かず、親と同居する38歳の主人公・香奈が、謎の青年によって再び画家の世界に導かれ、やがて彼女の中に眠っていた姫の魂が目覚める、というあらすじだ。
香奈役を演じるのは、『かぞくわり』が映画初主演作となる元宝塚歌劇団宙組トップ娘役の陽月華。香奈の画家になる夢を拒絶した両親役を小日向文世と竹下景子が演じるほか、佃井皆美、木下彩音、石井由多加、松村武(カムカムミニキーナ)らが出演する。監督および脚本を手掛けるのは、映画『茜色の約束』の塩崎祥平。塩崎は折口信夫の著書『死者の書』をヒントに同作を製作したという。
発表とあわせ、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で製作支援のためのプロジェクトがスタート。目標金額は300万円で、達成にかかわらず締切までに集まった全金額がファンディングされる。