特集記事「アートと人類学」が、本日5月7日発売の『美術手帖6月号』に掲載されている。
人類学が影響を与えてきたアーティストや美術に学んできた手法を、フィールドワークによる作品や研究機関でのプロジェクトなどを通じて明らかにする同特集。港千尋、笠原恵実子、川瀬慈の巻頭座談会、下道基行、上妻世海へのインタビュー、 山口未花子と井上亜美の対談などを紹介する。
さらに映画『リヴァイアサン』などを監督したルシアン・キャスティン=テイラーとヴェレナ・パラヴェルへのロングインタビュー、「映像人類学」の分野についての最新の状況などを掲載。また美術作品やアートシーンを研究対象とする人類学者によるコラムや、アートと人類学の関わりを包括的に論じる石倉敏明による論考なども紹介される。
特別付録は画家の五木田智央によるZINE。五木田のスクラップブックをもとにしたコラージュと、五木田と親交が深い写真家・塩田正幸による、 開催中の『PEEKABOO』展制作風景のドキュメントスナップで構成された別冊となっている。
創刊70周年を迎えた『美術手帖』。『美術手帖6月号』から隔月発行に移行し、 電子版の販売も開始された。