阪本順治監督の映画『半世界』の場面写真とクランクアップコメントが公開された。
2019年に全国で公開される同作は、地方都市で炭焼き職人として生計を立てる男・紘が、田舎に帰ってきたかつての同級生・瑛介との再会や、もう1人の同級生・光彦の言葉をきっかけに仕事や家族と向き合っていくというあらすじ。仕事を理由に家庭を妻に任せ、反抗期の息子にも無関心だったことに気づく主人公の紘役を稲垣吾郎、元自衛官の瑛介役を長谷川博己、光彦役を渋川清彦、紘の妻・初乃役を池脇千鶴が演じる。
公開されたのは、紘と瑛介の姿を捉えた場面写真。炭焼き職人の紘を演じる稲垣の髭を生やした姿が確認できる。
2月14日に三重でクランクインし、3月15日にクランクアップした同作。主演の稲垣はクランクアップに際し、「映画職人の皆さんがこだわりぬいて丁寧に丁寧につくりあげていく現場というのが僕にとっては最高でした。自分に欠けている部分とか自分にない役を演じることによってまた新たな自分自身の奥行きがでるような、そうして自分自身も深みを増すことができればいいなと思います」とコメント。
長谷川は「毎日すごく充実していて、あっという間に終わってしまいました。今までやったことのないようなことを、役を通して経験できました。覚えることもたくさんあったのですが、いろんな人生があるなと考えるきっかけになりました」と撮影を振り返っている。
■稲垣吾郎のコメント
実際触れたことのない世界、全く未知の世界なのですが監督が導いてくださりスタッフの方がこの世界観を作っていただきあがりがとても楽しみです。映画職人の皆さんがこだわりぬいて丁寧に丁寧につくりあげていく現場というのが僕にとっては最高でした。自分に欠けている部分とか自分にない役を演じることによってまた新たな自分自身の奥行きがでるような、そうして自分自身も深みを増すことができればいいなと思います。こういう風に見てくださいという映画ではなく観る人一人一人にゆだねることができる映画だと思うのでこれから観ていただいてその反響が楽しみです。
■長谷川博己のコメント
毎日すごく充実していて、あっという間に終わってしまいました。今までやったことのないようなことを、役を通して経験できました。覚えることもたくさんあったのですが、いろんな人生があるなと考えるきっかけになりました。
あの炎を見つめていると何か癒されます、不思議ですね。炭焼き職人といった職人という人生もあり、こういう人生だったら自分はどうだったろうと考える機会になりました。