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ジョージアの巨匠テンギズ・アブラゼ監督、幻の作品が一挙上映 『祈り 三部作』予告編公開

2018年05月07日 15:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 巨匠テンギズ・アブラゼ監督作『祈り 三部作』(『祈り』『希望の樹』『懺悔』)が一挙上映されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。


参考:動画はこちらから


 ジョージア出身のテンギズ・アブラゼ監督は、ロシアのアンドレイ・タルコフスキー監督や、ギリシャのテオ・アンゲロプロス監督と並び、20世紀を代表する映画監督として世界の映画人から賞賛されている。


 51年のときを経て日本初公開となる『祈り』に加え、 1979年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞した『希望の樹』、1987年のカンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞した『懺悔』の3作品が一挙上映される。


 このたび公開されたポスタービジュアルは、『祈り』に登場する少女が右手に蝋燭をかかげながら暗闇に佇む姿が挿入された、白と黒のコントラストが印象的なビジュアル。


 あわせて公開された予告編は3作品の特徴を印象付けるものとなっており、『希望の樹』の若者2人の瑞々しいやり取りが映し出された次には、スターリン時代の粛清を描いた 『懺悔』の象徴的なシーンが挟み込まれ、白い服に身を包んだ女性が草原を歩く姿が印象的な『祈り』が最後に映し出されている。(リアルサウンド編集部)