MotoGP第4戦スペインGP、MotoGPクラスの決勝レースで表彰台を獲得したマルク・マルケス、ヨハン・ザルコ、アンドレア・イアンノーネが決勝の戦いを振り返った。
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(決勝1位)
「ファンの声援は信じられないほどだね。昨日の予選では2列目グリッドとなってしまったけど、決勝レースはさまざまなことをうまくマネージメントする必要がある」
「今日はクレバーなレースができ、勝利を確信することができた。今日は決して最速だった訳ではなかったと思う。最も大きな課題はスタートでダニ(・ペドロサ)を前に出さないことだった。彼はとても強く、逃げられたくなかった。勝てると分かって、リスクを取った」
「(ホルヘ・)ロレンソをパスしたことがカギだったと思う。11コーナーで(トーマス・)ルティがクラッシュした後、たくさんの砂利がコースに出ているのが分かった。あのコーナーは高速で、220km/hから240km/hくらい出るポイントだけど、2周ほどは滑りやすかったがラッキーだった。アンヘル・ニエトのトロフィーを受け取ったときは感動した」
■ヨハン・ザルコ/モンスター・ヤマハ・テック3(決勝2位)
「ときには運が必要だが、今日はラッキーだったね。3番手からスタートすることはチャンスだった。序盤はペドロサより少し速かったが、彼のほうが加速が少しよく、ブレーキングで彼をパスする余裕はなく、彼をパスすることはできなかった。その時点で僕は5番手で、マルケスが逃げた後、表彰台に上がるためには、難しいけど、前を行くグループをキャッチしたかった」
「彼らをキャッチすることは可能だと信じていたし、自分のレースを続けた。彼ら3人が同時にクラッシュするのを見たとき、信じられなかったよ。それから、残りは7周で後続とのアドバンテージはある、僕は自分自身に落ち着けと言い聞かせて、レースを走り切ることに集中し、楽しむことが重要だったんだ。20ポイントを獲得したことはチャンピオンシップにとっても素晴らしいことだ」
■アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター(決勝3位)
「リヤタイヤの選択をミスしてしまった。ピットではミディアムを選んだが、グリッド上でハードに変更した。そのため、レース中ずっと苦闘した。タイヤの選択ミスだったが、僕たちにとっていい経験にもなった」
「今日は確かにラッキーな面もあるけど、今週末はウイークを通していいポテンシャルを見せることができた。ダニ、ドビ、ホルヘにとっては残念な結果となったが、この結果と2戦連続でスズキと共に表彰台に立てたことはうれしい。素晴らしい瞬間だ」