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METガラに招待されるセレブ達 「楽しくない」「アナ・ウィンターの存在がストレス」の声も

2018年05月06日 18:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アナ・ウィンター(右)には威厳と信念もあるのだが…(画像は『British Vogue 2018年2月19日付Instagram「That special relationship.」(photograph by @darren_gerrish)』のスクリーンショット)
アメリカ版『ヴォーグ』の編集長アナ・ウィンターが主催するファッションの祭典「METガラ」が、今年は現地時間5月7日に開催される。同ガラには毎年多くのセレブ達が参加し衣装などにも高い関心が集まるが、内心「もう勘弁して」と感じているセレブは少なくないようだ。

ミュージシャンや役者、有名スポーツ選手など多くの著名人が参加する「METガラ」。しかし出席するセレブ達の思いはそれぞれで、女優グウィネス・パルトロウは過去に以下のように述べ「もう参加予定はない」と断言していたのだ。

「正直に言ってほしい? METガラは最悪だったわ!」
「あたかも世界で最高のイベントみたいでしょう。“ああ、グラマラスで素晴らしいでしょうね”、“みんなに会えるんだわ”って思うのかも。でも実際に行ってみると暑いし混雑しているし、みんなに押されっぱなしなのよ。」
「もう二度と行かないわ。全然楽しくもなかった。」

しかし昨年は「やはり行きたい」と思ったのか、堂々と出席している。それ故に本当は素晴らしいガラなのかと思いきや、実は「もうこのガラは嫌だ」と思っている人も多い。女優兼コメディアンのエイミー・シューマーに至っては「まるでバツを受けているような時間だった」と過去に言い切っていた。アナ・ウィンターについては「自分が嫌いなセレブは一切招待しない」「招待するセレブについては到着時間まであらかじめ決めて指示する」という話もあり、その細かさやこだわりも反感を買う一因のようだ。また自分のお気に入りセレブは近くに座らせるよう手配するというが「アナと一緒のテーブルにつく側のストレスは大きい」ともっぱらの噂で、今年はセレブ数名がすでに出席を断ったと伝えられている。

「もうウンザリ」「退屈だし延々と続くだけ」「楽しくもない」―そういった不満もセレブのパブリシストから漏れており、このガラの人気が急降下している印象はいよいよ否めなくなってきた。

しかしアナが世界的に知られるファッション・ライフスタイル雑誌の優秀な編集長であることは間違いなく、真摯に、そして真面目に突っ走ってきたゆえに多くの業界人に信用される人物になったことは事実なのだ。かつてアナは、自身についてこう語っていた。

■指導力
「人は存分な反応を見せてくれるものよ。何をしたいのかハッキリとしたビジョンを持つ人間にはね。」
■スタッフ
「私は才能ある人々で周囲をかためている。自分の意見をしっかり持っていて、興味深い人達よ。」
■周囲の意見をシャットダウンしない
「いつもオープンな態度を維持すべく努力しているの。自分以外の人達が言うことにね。」
■絶対的自信をひけらかさぬ謙虚さ
「私は決して自分のことを『権力をもつ人間だ』なんて思わない。」

ファッション業界の重鎮という責任感もあってか、ガラでは頑張り過ぎて一部セレブを辟易させているアナ。しかし本職に真摯に取り組む彼女の威厳、そしてイエスマンではなく才能ある人材を大切にし周囲の意見にも耳を傾けるアナは、真のプロといえよう。30代で米国版『ヴォーグ』の編集長となったアナは、現在68歳。傲慢とも言われる彼女だが、それでも多くの人々がついて行くのにはそれなりの理由があるのだ。

画像は『British Vogue 2018年2月19日付Instagram「That special relationship.」(photograph by @darren_gerrish)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)