鳥羽がスペインGP予選で11番グリッドを獲得
アティラプワパは10列目から決勝へ
2018年5月5日(土)
Rd.04 スペインGP
ヘレス・サーキット
コンディション: ドライ
気温: 25℃ 路面: 39℃
土曜午後の予選で、Honda Team Asiaの鳥羽海渡は11番手タイムを記録。明日の決勝は、4列目11番グリッドからスタートします。チームメートのナカリン・アティラプワパは予選29番手タイムを記録し、10列目から日曜のレースに挑みます。
午前のFP3では、Honda Team Asiaの両選手が着実な前進を見せました。鳥羽はレースペースの改善に集中してこのセッションは14番手タイム。一方、アティラプワパは1分49秒の壁を破ることに成功し、1分48秒944を記録しました。
午後の予選でも鳥羽は安定感の高い走りを続け、セッション最後のタイムアタックで1分46秒931を記録してこのウイークの自己ベストタイムを更新しました。アティラプワパの予選ベストタイムは1分48秒180でした。
明日は、現地時間午前8時40分(日本時間午後3時40分)から20分のウォームアップ走行を実施。22周で争う第4戦スペインGPの決勝レースは午前11時(日本時間午後6時)にスタートします。
鳥羽海渡(11番手 / 1'46.931 / +0.738)
「今回のウイークは、すべてのセッションが予選のつもりで挑み、いい流れを作ることができました。11番グリッドというポジションは自分が想定していたほどではなかったのですが、フィーリングは上々で、単独で走っても高い水準の安定したラップタイムを刻めています。明日は、序盤の3周でうまく順位を上げていくことさえできれば、上位集団でレースをできると思います」
ナカリン・アティラプワパ(29番手 / 1'48.180 / +1.987)
「このコースでは苦労をしていますが、ライディングの改造に取り組み、各セッションで少しずつよくなってきました。ウインターテストのときに記録したラップタイムを出すことができなかったのは残念ですが、そのときのタイムから0.9秒差にまで近づけることができました。明日は低い順位からレースに臨むことになりますが、全力で前の選手たちを追い上げます」
青山博一 チーム監督
「海渡は今週の流れをうまく作り、予選では1分46秒台に入れることができました。彼が想定していたよりは少し低い順位になってしまいましたが、混戦のMoto3クラスで、しかもタイムが僅差のこのサーキットでタイムを出せたのでよかったと思います。ナカリンはテストのベストタイムを更新できませんでした。その理由を解析し、彼にいいマシンを与えられるように明日に向けて準備を進めます」