5月5日に行われたWEC世界耐久選手権第1戦スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝レースで総合3位となったレベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソンが、レース後に失格裁定を受け、決勝リザルトから抹消された。
ポルシェワークスドライバーのアンドレ・ロッテラー、ニール・ジャニ、さらに2017年のLMP2チャンピオンであるブルーノ・セナという豪華ドライバーラインナップを揃えた1号車レベリオンR13・ギブソンは、4日(金)の公式予選でトヨタ勢に次ぐ3番手を獲得。
決勝前には暫定ポールの7号車トヨタTS050ハイブリッドに事務的なミスが見つかり、同車がピットレーンスタートとなったことでフロントロウからのスタートとなった。
決勝では、同じく繰り上がりにより3番手スタートとなった僚友の3号車レベリオンR13・ギブソンと長い期間に渡ってランデブー走行を続けるが、コクピット上部の計器に不具合が発生しピットでの修復を余儀なくされ一時は総合5番手に後退。それでもレース終盤に追い上げをみせ僚機を上回る3位でチェッカーを受けていた。
しかし、レース後の車検において1号車レベリオンの車体下部に備え付けられているスキッドブロックの厚さが規定数値よりも1.2mm不足していることが判明。この結果、LMP1プライベーター勢の最上位となる総合3位表彰台を失うだけでなくレース結果から除外されることとなった
スイスに本拠を置くのチームは、この裁定に上訴する権利を持っているが、現在までに権利を行使したかは不明だ。