トップへ

佐藤勝利の女装姿に「その辺のアイドルに負けてない!」 『Missデビル』こどもの日ならではの演出

2018年05月06日 11:31  リアルサウンド

リアルサウンド

 『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ)の第4話が放送前から大きな話題となっていたことに、まずは触れておきたい。1つ目が、公式サイトの「ストーリー」に意味深に公開されていた斉藤博史(佐藤勝利)の女装画像。2つ目が、放送当日にヒロイン・椿眞子を演じる菜々緒のツイート(https://twitter.com/NANAO1028/status/992662218087911424)だ。


 Sexy Zoneのライブに『Missデビル』のメンバーで足を運んだことが書かれており、「挿入歌の #イノセントデイズ も聞けたし、超楽しかったー!」という文章と佐藤勝利のうちわの画像が貼られている。この投稿が、ドラマ放送時には7000RT、1万7000いいねという大きなバズを起こしていた。また、ドラマ告知と一緒に「わたくし初 壁ドンされちゃいます」という佐藤勝利ファンに向けられたメッセージが最後に添えられていた。『Missデビル』は、人事コンサルタントの椿の手先として、損害保険会社「共亜火災」の新入社員・博史が様々な命令を遂行していく物語だが、第4話は佐藤によるサービスカット満載の、言わば“佐藤勝利祭り”な回だったと言えよう。


 まず、先行公開されていた女装画像についてだが、これは椿から総務部に研修に行き、花憐(筧美和子)との恋を実らせるよう命令を受けた博史が、彼女の本命の相手“Kちゃん”を突き止めるため、尾行した先で間違えて入ってしまう、おねえバーでのショットだった。女装する課長の梨木(水橋研二)に捕まり、ネクタイ、Yシャツ……と順に脱がされながら「おー!」という断末魔を残し、場面は同時進行する別の物語に切り替わる。翌日出社した博史はニックネームが「モテモテ博史」から「モテモテ博子」へと変わっていることに「まさか!」と驚愕する。そう、おねえバーでの女装ショットが社内中にばら撒かれていたのだ。沖津(和田正人)が言い放つ「可愛い! その辺のアイドルに負けてない!」というセリフは、まさに視聴者の声をそのまま代弁した言葉である。大騒ぎの社内に遅れて入ってくる椿が「その写真、私にも転送しておいてください」としっかりオチをつけるのも見事だった。


 椿と博史の壁ドンシーンは、第4話の放送開始から5分ほどが経ったところで登場。花憐との恋愛になかなか踏み出せない博史に、椿は「その気になればあなたは私にだって、恋することだってできるの」と挑発的な態度を取り、ボールペンで机をリズミカルに叩きながら「椿眞子が好きで好きでたまらない」と催眠をかけ始める。目尻が垂れ、ニヤつき顔でとろんと催眠に落ちた博史は、椿を勢いよく壁ドンの体勢に持っていき、キスを迫る。全く動じない椿がスマートフォンで博史のキス顔を撮影すると、博史が目を覚ますという、何ともファンにはたまらないサービスショットだったに違いない。


 ほかにも、怖すぎる女子トークに恐れおののく博史や、意中の相手である真冬(白石聖)と花憐との間で軽い板挟みに合う博史、さらには、休日に家で洗濯をする、まるでアイドルのオフショットのような博史など、ネットでは様々な佐藤勝利の表情を堪能できると絶賛の声が上がっていた。ドラマの公式Twitter(https://twitter.com/missdevil_ntv/status/992766420856455168)によれば、今回はこどもの日ということもあり、通常よりもコメディテイストに寄せた演出となっていたようだ。


 放送後の反響次第では、またコメディテイストの『Missデビル』が観られるかもしれない。


参考:菜々緒が明かす、ドSや悪女役がハマる理由「ハードルが高ければ高いほどやりがいがある」


(渡辺彰浩)