MotoGP第4戦スペインGP、MotoGPクラスは、スペインのヘレスサーキットで2日目の予選を行ない、カル・クラッチロー(ホンダ)が1分37秒653でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはマルク・マルケス(ホンダ)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)のふたりを加えた12名のライダーによってQ2は争われた。
1回目のアタックでトップタイムを記録したのはマルケス。マルケスは開始4分すぎに1分37秒977を記録する。2回目のアタックが始まると、クラッチローが1分37秒752とファステストを更新してトップに浮上。終盤のアタック合戦の中、クラッチローは最後のアタックラップでポールポジションレコードを更新する1分37秒653を記録して、今シーズン初ポールポジションを獲得、クラッチローのポール獲得は2016年のイギリスGP以来で、これで今年は開幕以来4戦連続で異なるライダーがポールを獲得。
2番手に1分37秒912でダニ・ペドロサ(ホンダ)が続いた。ペドロサは残り3分を切ったところで2番手に浮上、今シーズン初のフロントロウを獲得した。残り30秒切ったところで1分37秒956を記録したヨハン・ザルコ(ヤマハ)が3番手を獲得。ザルコのフロントロウ獲得はこれで3回目となる。
4番手に1分37秒969でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。ロレンソはチェッカー直前の最後のアタックで自己ベストを更新、今シーズンベストグリッドを獲得した。
マルケスは、2回目のコースイン後、クラッチロー、ペドロサ、ザルコ、ロレンソに相次いで交わされ、1回目のアタックで記録した1分37秒977で5番手となった。マルケスはQ2前のフリー走行4回目のセッション中に2コーナーで今ウイーク2度目の転倒を喫している。
6番手に1分37秒984でアレックス・リンス(スズキ)、7番手に1分37秒987でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とスズキ勢が続いた。スズキのふたりはQ2前のフリー走行4回目ではイアンノーネがトップタイム、リンスが2番手に続いており、好調さを継続している。
Q1トップでQ2に進出したドヴィツィオーゾは1分38秒029で8番手にジャンプアップ。9番手に1分38秒086でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分38秒267で10番手に止まった。
Q1で2番手のビニャーレスはQ2では1分38秒281を記録して11番手、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分38秒522で12番手に続き、ここまでがQ2のタイムでグリッドを決定。
以下Q1のタイム順にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は1分38秒389で13番手。中上貴晶(ホンダ)はQ1で4番手につけ、1分38秒481でルーキートップとなる14番手を獲得。フランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分38秒544で15番手に続いた。
16番手に1分38秒598でポル・エスパルガロ(KTM)が続き、ティト・ラバット(ドゥカティ)はQ1のセッション終盤に1コーナーで転倒、1分38秒610で17番手。
18番手に1分38秒752でトーマス・ルティ(ホンダ)、ワイルドカード参戦のミカ・カリオ(KTM)は1分38秒759で19番手。以下、20番手に1分38秒838でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、21番手に1分38秒961でブラッドリー・スミス(KTM)、22番手に1分39秒135でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、23番手に1分39秒146でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、24番手に1分39秒708でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、25番手に1分39秒918でスコット・レディング(アプリリア)の順となった。