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トランプ大統領、TV出演時代の部下が暴露「既婚者なのに美女に興味津々、最低だった」

2018年05月05日 16:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

トランプ氏、性格に難あり?(画像は『Donald J. Trump 2018年4月9日付Twitter「Great @Cabinet meeting at the @WhiteHouse this morning!」』のスクリーンショット)
多くの米国人に「大統領には絶対になれるはずがない」と信じられていたにもかかわらず、大統領選を勝ち抜きアメリカのみならず世界の動きを左右するパワーを持つ地位についたドナルド・トランプ氏。しかし同氏は元はといえば実業家。そして映画のカメオ出演や人気リアリティ番組のホストを務めた人物で、そういう経歴が彼を有名にしたことは間違いない。そんなトランプ氏を支えていた人々は、どのように彼を評価していたのか。

リアリティ番組『アプレンティス(The Apprentice)』にホストとして出演し、強烈なインパクトで国民を沸かせたドナルド・トランプ現アメリカ大統領。当時の様子について複数のメディアがTV関係者に取材を試みたが、「秘密保持契約にサインしてあるから」という理由でことごとく断られていた。

それでも3名が匿名を条件に当時のトランプ氏についてオンラインマガジン『Slate』に告白し、以下のような点を挙げている。

■異性を非常に軽く見ていた
2004年に放映が始まり、その後ほどなくしてメラニア夫人と結婚したトランプ氏。配偶者がいる身ながら、異性について恥ずかしげもなくスタッフに話していたという。

「そうなんです、女性の胸のサイズなどもね。トランプ・オーガナイゼーションの関係者が彼を誉めるのを聞くと吐き気がします。長いこと、女性への扱いは非常に悪かったですね。」
「僕の恋人は当時、プロダクションアシスタントの職にありましたが、彼女についてもアレコレ言っていましたよ。『あそこにいるイケてる女の子は誰だ?』なんてね。」
「トランプ氏が僕の恋人をセクシーだと思うなんてクール…そう思ったのは一瞬です。僕はすぐこう思い直したのです。『彼は良い年をしたオッサンじゃないか。なのに28歳の僕の恋人について、あんな風に話すなんて』って。」

多くのスタッフの前で堂々と美人を探していたというトランプ氏。彼に尽くし働いていた人々も、その破廉恥な態度にはあきれ返っていたようだ。しかもトランプ氏はコンテスタントについても「今日のあの娘は胸が大きいな、生理なのかも」などと、どうしようもない発言をしていたとのこと。30人ほどがいる場で、堂々とこのように話していたというから驚きだ。

■視聴率のために参加者・視聴者を欺く
「あの人はブサイクだ」「ブスだ」などと下世話な悪口を好む人のように、トランプ氏も自分のことを棚に上げて人の容姿を批判する品性の無さだったという。

「太ったコンテスタントがいて、毎週のように大失敗を連発した。なのにトランプ氏は別人を番組から外し、恰幅の良いコンテスタントを残したんですよ。そのために、あたかも別のコンテスタントが(番組に残れぬような致命的な)失敗をしたかのような映像が必要になったこともあります。」
「トランプ氏はプロデューサーにこう言っていました。『デブが嫌いな奴なんていないだろう。面白いデブがいれば、番組を見てもらえる。俺を信じろ、これも視聴率のためだ』と…。」

■ナルシスト
「トランプ氏はナルシストですよ、みての通りです。」

そう語るのは、番組のシーズン1、2の制作に関わった人物だ。

「TVを見る人達には知りえない部分も、我々は目の当たりにするわけですから…。」
「あの彼が共和党から出馬する人物になるとは、実に堪えがたい経験でした。」

さらに番組の裏方スタッフらは「この番組に関わった関係者は誇りを持っています。でも我々は、大統領候補者になる機会を彼に与えてしまったのかもしれません」「私達の文化を支配するのは、政治目的のためには手段を選ばない、トランプのような自己陶酔者です」などと嘆いていたという。

ちなみにあるシーズンの打ち上げに出席したトランプ氏は、スピーチを敢行。大量のドン・ペリニヨンを用意し「飲んでくれ」と振る舞いスタッフを喜ばせたが、後にプロダクション側はスタッフらに対し「支払いを強いられた」とこぼしていたそうだ。つまりトランプ氏は番組の予算を使い、あたかも自分が寛大であるかのごとく振る舞っていたのだ。

既婚者でありながら異性を選り好みし浮気も厭わず、裏では「デブ」と罵っていたコンテスタントを視聴率のため見世物のごとく番組で使っていたトランプ氏。さらに番組の予算を使ってまで「みんなのため散財した」と良いボスを装った彼を、多くのスタッフは軽蔑していたようだ。それにトランプ氏が気付いていたかどうかは不明であるが、「社会人として情けない」「恥晒し」と多くのスタッフが密かに彼を評価していたことは間違いない。

画像は『Donald J. Trump 2018年4月9日付Twitter「Great @Cabinet meeting at the @WhiteHouse this morning!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)