スーツを着て仕事をしているサラリーマンにとって、欠かせないアイテムのひとつが「革靴」だ。
4月4日、はてな匿名ダイアリーに「革靴キッツ!!!!」という記事が投稿された。この春から新社会人になったと思しき投稿者は、「こんなもん2時間半歩いただけで足が死んでまうわ!!」「世の中のおっさんたちはなんでこんなの毎日毎日履いてられるんだ!?」と嘆き、「慣れか?甘えか?10万くらいの買えばいいんか?」と問いかけていた。(文:城ヶ崎ゼウス)
「本革は次第にフィットする」「フィッティングが合っていない」
この記事に対し、はてなユーザーからは「分かる。(中略)そもそもあんなもん仕事向きじゃないんだよ」「ほんと辛い。スリッパ履ける環境だけども、行き帰りだけでだいぶキツイ」といった共感の声が寄せられていた。しかし、
「本革製は革が伸びてきて次第に足にフィットするんだけど、安物は無理かも」 「これは割とマジで慣れ」
など、靴の値段や慣れの問題であると主張するユーザーもいた。
一方で、「値段ではなくフィッティングの問題」「値段というよりサイズかラスト(足型)が合ってないだけでは。10万オーバーの靴も痛いやつは痛い」など、自分の足に合った靴を履いていれば問題ないと指摘する声も多かった。靴に詳しいユーザーからは、
「革靴はボールジョイント(指の付け根)のサイズ(幅、高さ)で買うべし」 「ちゃんとフィッティングしましたか? サイズ表示は参考程度で、実際のサイズは一足一足違います。私の靴のサイズは26.5が多いですが、フィッティングしたら27.5になったこともあります」
と、かなり具体的なアドバイスも寄せられていた。
スーツ&革靴の「仕事効率の悪さ」を指摘する人も
また、日頃パンプスやハイヒールを履いて仕事をしている女性たちも、投稿者の嘆きには共感を覚えたようで、「女性新入社員もパンプスきっつー、ってなる時期」「ヒールもキッツ!!(10年目)」といったコメントが見受けられた。
さらには、革靴を履かなくてはいけないというビジネスマナー自体に苦言を呈するユーザーもおり、
「革靴と一緒にヒールやパンプスもやめようぜ。一番なのは運動靴を履いて仕事出来るとこだよな」 「スーツと革靴の仕事効率の悪さに気づいてるのになんでみんな着てるの」
と問題提起する声もあった。
クールビズの導入と共に「オフィスカジュアル」という言葉が浸透し、夏場にはノーネクタイで会社に出勤するサラリーマンも珍しくなくなったが、 "足元"の着こなしにも多様な選択肢が生まれてほしいと願っている人は多そうだ。