5月4日に110周の決勝レースが行われたスーパーGT第2戦富士。スーパーGT300クラスを制したARTA BMW M6 GT3の高木真一とショーン・ウォーキンショーが戦いをふり返った。
ARTA BMW M6 GT3
高木真一
「(最多勝と最多ポールタイ記録は)うれしいです。ただ最多勝と最多ポールはいいクルマがないと取れません。こういったクルマを用意してくれた鈴木(亜久里)さん、土屋(圭市)さん、ARTAのおかげだと思っています」
「今日は思ったより気温が上がっていて、ソフトタイヤスタートだったので、ロングラン(のペース)の落ち込み具合が少し心配でした」
「レースをしていく上で、だんだん2番手以下が離れていったので調子は悪くないと思ってました。後半どれくらい(グリップが)落ち込むかと心配でしたけど、ほとんど落ち込むことはなかったですね」
「ショーンが言うように、気温が下がってくるとウォームアップが遅かったり、バランスが狂ってくるようなことがあったので、確認も兼ねて(最終スティントは)四輪交換して、(第2スティントと)同じタイヤで出ました」
「確かに最終スティントでは第1スティントより硬めな印象だったので、(スタートが)あの気温だったら厳しいかなと思います。晴れてくれたので、少し楽になったのかなと思います」
「ソフトタイヤだったので(ライフが)キツイかなと思ってました。僕たちも今回のタイヤでロングランは試していなかったんです。昨日勝てないかもと言っていたのに、勝ったのはタイヤのおかげです」
「次の鈴鹿は僕たちのマシンが一番苦手とする場所で、ウエイトも積むから厳しそう。ただ、今年のアップデートパーツは鈴鹿のようなサーキットで性能を発揮しそうなんですよ」
「次は10位以内が目標。そしてタイで勝って、富士で勝って……これでチャンピオンかな? ARTAのシナリオは最終戦を待たずにチャンピオン獲得、ですから(笑)」
ショーン・ウォーキンショー
「僕たちにとっては素晴らしい1日だった。タカギさんが素晴らしい走りをしてくれて充分なギャップを築いてくれたから、僕はそれをキープすることが主な任務だったんだ」
「路面温度が下がってきた時、タイヤのウォームアップに苦労したけど、ギャップを維持するには充分なペースで走れたから、大きな問題にはならなかったよ」