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ジョージ・マイケルの遺族、ファンに「写真や花を家の前に置かないで」

2018年05月04日 19:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ジョージ・マイケルの遺族は複雑な思い(画像は『George Michael 2018年5月4日付Instagram「Freedom: George Michael Director’s Cut will be screened at select film festivals across the globe from May 2018.」』のスクリーンショット)
ポップデュオ「ワム!」での活躍で大ブレイクしたものの、2016年のクリスマスに53歳にして死去したジョージ・マイケル。そのジョージを愛する多くのファンが今も彼の家を訪れ様々なものを置いていくというが、これに遺族は少なからず困惑しているもようだ。

「英国にあるジョージ・マイケルの自宅をぜひこの目で見てみたい。」

彼の音楽を深く愛したファンにとっては、それが純粋な本心であり切なる願いだろう。そしてカードや花などを持ちジョージの家を訪問するファンは、彼の死から1年半が経過する今も多いという。

ジョージの家はロンドンに1軒、そこから80キロほど離れた場所にもう1軒あるが、そのどちらも家の主を失い静まり返るどころか、ファンが家の前に置く花やキャンドル、旗や手書きのメッセージなどが今も絶えないそうだ。

だがこれにジョージの遺族は困惑しており、先日は父ら遺族や友人が「たいへん胸を打たれています」と感謝の言葉をジョージのウェブサイトに記した上で「ご近所の方達には引き続き“これが普通なのだと容認してほしい”とは言い難く思っている」とし、「5月27日までに置いていったものを撤去してほしい」「私達に取っておいてほしいものは、そのままにしてもらっても構わない」とファンに呼びかけた。

ジョージのファンとはいえ、見知らぬ多くの人々が連日のように何かを置いていく―その状態に近隣住民も少なからず困惑していたのだろう。ジョージの遺族もファンの深い愛を知るだけに心苦しかったであろうが、この状態が続くことはファンにとって、またご近所の方々にとっても「良いことではない」と思った上での苦渋の判断だったに違いない。

画像は『George Michael 2018年5月4日付Instagram「Freedom: George Michael Director’s Cut will be screened at select film festivals across the globe from May 2018.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)