MotoGP第4戦スペインGPを前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソが意気込みを語った。
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ/ドゥカティ・チーム(MotoGPクラスランキング1位)
開幕戦カタールGPで優勝、アルゼンチンGPで6位、アメリカズGPで5位とコンスタントに上位に入賞し、スペインGPを前にランキングトップに返り咲いたドビジオーゾ。しかし、ランキング2位のマルケスとの差はわずか1ポイントしかない。
ヘレスのMotoGPクラスでは表彰台に立った経験がなく、過去5年間では2013年に8位、2014年に5位、2015年に9位入賞。2016年はマシンからもれた冷却用のクーラントに乗って転倒リタイアに終わり、昨年はヘレスベストタイとなる5位に入賞している。
「ヨーロッパラウンドの初戦にランキングトップで臨むことができる。状況は昨年よりはるかによく、このことは確かにポジティブだ」
「序盤の3戦をうまくマネージメントできたが、ライバルたちが本当に速いこともわかった。ヘレスでは去年の11月にテストを行なった。いいテストができたし、新しい路面はグリップもよかったが、コンディション的には寒かったので、コースコンディションに合ったいいアイディアを得るためにはレースウイークの金曜日まで待たなければならないだろう」
■ホルヘ・ロレンソ/ドゥカティ・チーム(MotoGPクラスランキング16位)
開幕戦カタールGPではブレーキトラブルにより転倒リタイア、難しい路面コンディションとなった第2戦アルゼンチンGPでは15位、第3戦アメリカGPでは11位と、苦戦が続いているロレンソ。ヘレスでは2013年に3位、2014年に4位、2015年にポール・トゥ・ウイン、2016年に2位に入賞した経験を持ち、ドゥカティ移籍1年目の昨年はドゥカティで初の表彰台となる3位入賞を果たしている。
2013年と2015年にはポールを獲得。MotoGPクラスでのヘレスでの通算ポールは5回、通算3勝と、ヘレスを得意としている。今レースはロレンソの現状を図る上で重要な一戦となる。
「困難なオースティンでのレースの後、状況を変えるときが来た。うまくやるためにヘレスに臨む」
「ヘレスは好きなコースのひとつで、昨年のドゥカティでの初表彰台を含め、いい思い出がある。シーズン序盤の流れを逆転させるには正しいコースだと思うし、金曜日のスタートから、新しい舗装の路面がどのようなものかを確認することが重要になる」
「僕たちは懸命に仕事に取り組んでおり、引き続きポジティブに考えることが重要だ。僕は決してあきらめない」